ドコモでは、「スピードモード」というオプションが用意されています。
これは、毎月のデータ量が上限値になったときに自動的に追加の容量を購入する仕組みです。
ただし、スピードモードは料金が高めなので、通常は申し込むことはおすすめしません。
もしデータ容量に余裕が欲しいなら、より大きなデータプランであるギガホプランに変更するか、データ使用量に制限のないWiFiの契約を考えると良いでしょう。
ここでは、ドコモのスピードモードについて詳しく説明します。
また、どのようにして自分がこのオプションに申し込んでいるかを確認し、申し込みや解約をする方法についてもお伝えするので参考にしてみてください。
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ドコモ「スピードモード」は有料オプションで容量を増やすもの
ドコモのスピードモードは、契約中プランのデータ通信量の上限を超えた場合に、自動的にデータ通信容量を足してくれる便利なオプションです。
この仕組みを利用すると、1GBずつのデータが追加され、その設定は1GBから10GB、あるいは無制限までカスタマイズできます。
たとえば、ギガライトプランを契約している場合、月間のデータ通信量が7GBを超えると速度が最大128kbpsに制限されますが、スピードモード(例えば2GB設定)を利用していると、7GBを超えた後も9GBまで通信速度の制限を受けずに通常通りの高速通信が可能です。
ただし、9GBを超えた場合は速度制限が再び適用されます。
スピードモードは、データが1GB足されるごとに1,100円かかります。
例えば、設定した上限が2GBで、実際に1GBの追加しか使用しなかった場合は1,100円がかかります。
しかし、2GB使用した場合は2,200円、5GB使用した場合は5,500円となり、使用量に応じて料金が増加します。
スピードモードが有効化されると、ドコモからメールで通知があります。
さらに、データ量到達通知サービスに登録していれば、データの上限に近づく前にもメールで通知を受けることができます。
データを多用するユーザーにとっては非常に便利な仕組みですが、コストがかさむため、自分のデータ使用状況をよく理解し、適切なプラン選択やデータ管理が求められます。
あまった容量もスピードモードなら翌月まで繰り越し可能
ドコモのスピードモードは、使っているデータの量が多くなっても、速いインターネットを使い続けられるサービスです。
追加したデータはその月だけじゃなくて、次の月も使うことができるんです。
例えば、もしギガライトプランを使っていて、この月にスピードモードで2GB追加したとしましょう。
そしてその月に1.3GB使ったとすると、残った0.7GBは次の月に持ち越せるんです。
だから、次の月は通常の7GBに0.7GBがプラスされて、合計7.7GBを速度制限なしで使えるというわけです。
ただし、この仕組みを使うと、毎月自動でデータが足されるので注意が必要です。
7.7GBを使い切ってしまうと、また勝手に1GBが追加されて、その度に1,000円の料金がかかってしまいます。
ですから、どれだけデータを使ったかをよくチェックしておいてください。
dポイントで支払うこともできる
利用料金は、月々の料金と同様にdポイントを使って支払うことができますよ。
もし「今月はデータ通信の上限に達してしまって、月末まで速度が制限されると困る」という時があれば、dポイントクラブのサイトで手続きを行えば、ポイントを利用して料金を支払うことができます。
これはとても便利な方法ですから、もし急にデータを多く使うことが必要になったときには、dポイントを使って追加のデータ通信量を購入することを検討してみてください。
それによって、仕事に差し障りが出ることなく、スムーズに通信を続けることができます。
違いは「自動 or 手動」1GB追加オプションとは異なる
ドコモにはもう一つ似た仕組みとして「1GB追加オプション」というものがあります。
これは、データ通信量の上限に達した後でも、いつでも1GBの通信容量をプラスできる便利なものです。
料金は1GB足すごとに1,100円で、スピードモードと同じです。
ですが、この二つの違いは、データを追加する方法にあります。
1GB追加オプションは自分で管理して、必要なときに手動でデータを足す仕組みです。
一方、スピードモードはデータ量の上限値になると勝手にデータが足されるため、手間がかかりません。
どちらを利用するかは、自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶといいでしょう。
自動での追加が楽ならスピードモード、もっと自分で管理したいなら1GB追加オプションが適しています。
1GBで1,100円という料金体系は高いので注意
スピードモードは、1GBにつき1,100円という料金体系で、比較的高いですね。
例えばギガホプランでは、毎月5,478円で30GBのデータを使うことができ、1GBあたり約183円となりますので、非常にお得です。
また、シェアパックでは30GBで16,500円(一部15,000円の設定もあり)で、これを1GBあたりに換算すると550円または500円となり、およそ半額で利用できます。
ただし、シェアパックは現在新規申し込みを受け付けていません。
これまでは家族でデータを分け合う仕組みとして利用されていました。
なお、代表回線が多くの料金を支払う設定や、シェアパック分割請求オプションを利用して家族間で均等に分けることができましたが、データ量に対して料金が高いという声も一部ありました。
このように、スピードモードは他のプランと比べて高額ですので、緊急時など特定の状況下でのみ利用されることをお勧めします。
スピードモードが向いている人はかなり限られる
ギガホを契約している人には、スピードモードを使うことをおすすめしません。
なぜなら、ギガホを使っているということは、すでにたくさんのデータを使っているということだからです。
ギガホでは毎月30GBまでデータを使うことができますが、それ以上使うと追加で1GBあたり1,100円かかります。
この金額では、大量にデータを使う人にとってはあまり満足できないかもしれません。
さらに、ギガホを使っていると、データ量が上限に達しても、速度が1Mbpsで通信できるため、そこまでストレスを感じることは少ないです。
これに対してギガライトでは、データ使用量が5GBを超えると128kbpsまで速度が落ちるため、もっと遅くなります。
もしギガライトでデータ量を超えそうなら、データを追加するよりも、ギガホのプランに変更した方が結果的に安く済むことが多いです。
それでは、この仕組みを使うべき場合はどんなときなのか、その特定の状況について詳しく説明しますね。
手作業でデータ容量を足すのが面倒な人
もし毎回データの上限に達するたびに、手動で追加のデータを購入するのが面倒だと感じる人は、スピードモードの利用がおすすめですよ。
一度設定してしまえば、その後は手動での手続きなしに自動でデータ容量が追加されます。
特に何もしなくても毎月自動的に利用できるので、手間がかかりません。
これは忙しい方や、いちいち手続きをするのが苦手な方にとっては、とても便利な機能ですよね。
毎月のデータ使用量を気にせず、スムーズにインターネットを利用できるようになります。
追加費用をそこまで気にしない人
ビジネスユーザーのように、追加料金がどれくらいかかっても気にしない方には、一つの選択肢としてアリではないでしょうか。
料金を気にしないなら、無制限のスピードモードを設定しておくと良いでしょう。
そうすることで、どれだけデータを使ってもいつでも高速でインターネットを利用できます。
特に仕事で大量のデータを扱う必要がある場合や、常にインターネットの速度が重要なビジネスシーンでは非常に役立つ可能性があります。
通信速度の低下を気にせずに済むので、作業効率もずっと良くなりますよね。
基本データ容量が超過するならギガホ・WiFiのほうがお得
ギガホプランでは、毎月7,678円で30GBまで高速でインターネットを使うことができます。
一方、ギガライトプランを利用していてデータ通信量を超えた場合にスピードモードを使うと、例えば7GBを超えた場合の料金は6,578円になり、さらに1GB追加すると1,100円かかるので合計7,678円になります。
これを見ると、ギガホプランの方が1GBのスピードモードを利用しただけで、同じ金額を払いながら22GBも多くのデータを使うことができるんですね。
さらに、もっと節約したい場合は、モバイルWi-Fiの無制限プランを考えるのも良いかもしれません。
モバイルWi-Fiの無制限プランは、月額3,000円から4,000円程度で契約できることが多いので、より経済的です。
モバイルWi-Fiを使えば、いつでもどこでもインターネットに繋がるので、外出先でも快適にネットが楽しめますよ。
スピードモードに入っているのか確認する手順
自分がスピードモードを契約しているかどうかを確認する方法は3つあります。
一番手軽なのは「ドコモオンライン手続き」を使う方法です。パソコン、スマートフォン、またはドコモケータイからアクセスできますよ。
まずは、My docomoにログインします。
次に、「ご契約内容確認・変更」のセクションに進み、「全てのご契約内容の確認」をクリックします。
そこで「スピードモード」の項目を見て、「ご契約中」か「未契約」かをチェックします。
もしインターネットが使えない場合は、電話で確認する方法もあります。ドコモ インフォメーションセンターに連絡してみましょう。
ドコモ携帯からは151番(無料)でつながります。
一般電話からかけるなら「0120-800-000」に電話してみてください。
なお、受付時間は毎日9時から20時ですが、音声ガイダンスは24時間利用可能です。
電話をするときは、ご契約者電話番号とネットワーク暗証番号(4桁の番号)が必要です。
そして、もう一つの方法はドコモショップで直接確認することです。
お近くのドコモショップの営業時間は、ドコモ公式サイトで確認できます。
来店予約をすると待ち時間が短縮されるので、予約してから行くことをおすすめします。
スピードモードに加入するための手順
スピードモードの申し込みは、確認するときと同じ3つの方法で行うことができますよ。
まずは、一番簡単なオンラインでの手続きからご説明しますね。
ドコモの公式サイトを開いて、スピードモードのページへ行きます。
次に「お手続きサイトへ」のボタンをクリックします。
あとはdアカウントでログインした後、必要な情報を入力して申し込みを完了させます。
この方法なら、家にいながら簡単に申し込みができますね。
電話での申し込みや、ドコモショップでの申し込みも可能です。
電話の場合は、ドコモ インフォメーションセンターに連絡して手続きを進めます。
ショップでの申し込みは、直接店舗に行ってスタッフに相談することになります。
電話や店舗での手続きも、確認方法と同じ連絡先や手順で行うことが可能です。
スピードモードは割高ですから、本当に必要かどうか、よく考えた上で申し込むことをおすすめします。
不要な場合は、他のプランも検討してみるといいかもしれませんね。
ドコモで契約したときに加入したケースもあるので注意!
ドコモショップで新しい携帯を購入したり、機種変更をした際に、気がつかないうちにオプションが付与されていることがありますよね。
店員さんが「便利ですよ」と勧めてくれたり、「これを契約すると料金が安くなりますよ」という案内を受けることがあるからです。
もし「スピードモードを申し込んだ覚えがない」と思う人は、念のため契約内容を確認してみると良いでしょう。
確認方法は、先ほどお話した通り、ドコモオンライン手続きを利用する方法、電話で問い合わせる方法、またはドコモショップに直接行って確認する方法があります。
特に大切なのは、自分がどのオプションに加入しているのかをしっかりと理解し、必要ないものは加入しないようにすることです。
スピードモードは便利ではありますが、割高な料金がかかるので、自分にとって本当に必要かどうかをよく考えることが大切です。
無制限で契約すると高額請求になりかねないので回避!
容量無制限で契約していると、思わぬ高額な料金が発生することがあります。
例えば、YouTubeで高画質の動画を見ている途中で眠ってしまった場合、視聴していた動画が終わった後も自動で次のおすすめ動画が再生され続け、データ通信量がどんどん消費されてしまいます。
このようにデータを大量に使ってしまうと、月末に届く料金請求が予想以上に高額になる可能性があります。
そのため、無制限の契約は慎重に考えた方が良いでしょう。
とても便利ですが、費用が高くなることもあるため、緊急でなければ他のプランを検討することをおすすめします。
ギガホプランのように一定のデータ量まで高速で利用できるプランや、モバイルWi-Fiを併用することで、より経済的かつ快適にインターネットを利用する方法もありますよ。
これらの選択肢を比較して、自分の利用状況に合った最適なプランを選ぶことが大切です。
スピードモードを解約する手順
スピードモードを解約するには、ドコモオンライン手続き、電話、またはドコモショップの3つの方法があります。
一番手軽で速いのはドコモオンライン手続きです。
まず、My docomoにログインして、「ご契約内容確認・変更」セクションから「全てのご契約内容の確認」に進みます。
ここで「スピードモード」の項目をチェックし、解約したい場合は「解約ボタン」をクリックして手続きを完了させます。
もしインターネットが使えない場合は、電話での解約も可能です。
ドコモ インフォメーションセンターに連絡を取り、解約希望の旨を伝えるだけです。
ドコモ携帯からは151番を、一般電話からは0120-800-000を利用できます。
また、直接ドコモショップに訪問して解約する方法もあります。
店舗によっては予約が必要かもしれませんので、ドコモの公式サイトで営業時間や予約状況を確認した後、訪問することをお勧めします。
いずれの方法も、解約手続きにはご契約者の情報が必要となるため、その情報を手元に準備しておくとスムーズに進みます。
スピードモードは全員に必要というわけではない
今回は、ドコモの便利なオプション「スピードモード」について、その内容や契約すべきかどうか、さらに契約状況の確認方法や解約方法についてご紹介しました。
スピードモードは利便性が高い一方で、料金が割高になります。
もし現在ギガライトを使っているなら、ギガホに変更することや、モバイルWi-Fiを併用することを検討すると、より経済的で快適な通信環境を得ることができるでしょう。
また、ドコモショップでの機種変更や新規購入の際に、気づかないうちにスピードモードを追加してしまうケースもありえます。
そのため、契約状況を定期的に確認し、覚えのない契約があれば、特別な理由がない限りは解約を検討することが安心です。
これにより、予期しない高額な料金請求を避けることができます。
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