2020年春に登場した第2世代のiPhone SE、通称「SE2」は、すでにその後継である第3世代が発売されており、現在のユーザーの中には、このデバイスが今後どれだけの期間使えるのか、不安を感じている方もいるかもしれません。
この記事では、iPhone SE2の利用可能な期間について、Appleによるサポート終了の時期、デバイスのスペックが現代のアプリやOSアップデートにどれくらい対応可能か、そしてバッテリーの耐久性に焦点を当てて考察します。
これからの買い替え時期について迷っている方は、本記事で紹介するポイントを参考にしてみてください。
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iPhone SE第2世代いつまで使える?2024年も現役なのか
iPhone SEの第2世代について、先に結論を述べますと、このデバイスは2025年から2026年頃まで現役で使用することが可能です。
一般的に、iPhoneの平均的な使用寿命は約3年とされていますが、実際にはそれを超えて利用できることが多いです。
Appleのサポートも当分の間は続く見込みなので、現段階では問題なく使用を続けられます。
ただし、デバイスの挙動が不安定になったり、スペックに不満を感じ始めた場合は、新しいモデルへの機種変更を検討するのも一つの選択肢です。
Apple公式サポートの終了は2025年ごろ?
Appleが提供するサポートは主にiOSとセキュリティのアップデートサポートと修理サポートの2つに分類されます。
iOSとセキュリティのアップデートに関しては、Appleは具体的なサポート期間を公表していませんが、過去のパターンに基づくと、新しいiPhoneのモデルが発売されてからおおよそ5年程度は更新サポートが提供される傾向にあります。
この点から、2020年春に発売されたiPhone SEの第2世代についても、2025年春頃まではiOSアップデートやセキュリティパッチが提供され続けると予測されます。
一方で、修理サポートに関しては、その終了時期は製品の販売終了から約5年後とされています。
iPhone SE2に関して言えば、Appleによる公式の販売終了日は2022年3月であるため、2027年3月頃までは公式の修理サポートを利用することができると見込まれます。
2024年でもスペック的に現役で大丈夫?
iPhone SEの第2世代は、その後に発売された第3世代と比較しても、日常使用においては大きな性能差を感じることは少ないと言われています。
基本的な機能に関しては、第2世代でも充分に快適に使えるでしょう。
ただし、第2世代は3年前のエントリーモデルであるため、さまざまな点で不満を感じる可能性があります。
たとえば、カメラ機能は基本的なものに限られるので、高度な写真撮影を求めるユーザーには物足りないかもしれません。
バッテリーの持ちが良くないため、頻繁に充電が必要になる場合があります。
小さいディスプレイサイズは動画視聴に最適とは言えず、大画面でコンテンツを楽しみたい方には不向きかもしれません。
5Gネットワークに非対応であり、今後5Gが主流になる中での利用には制限が出てくるかもしれません。
特に、SNSの使用が日常的である、またはInstagramやTikTokのようなアプリを頻繁に利用するユーザーにとって、カメラ性能の制約や小さいディスプレイは、利用体験に影響を与える可能性があります。
このため、これらのアプリを積極的に楽しみたい方にとっては、スペック面でいくつか課題を感じるかもしれません。
バッテリーはいつまで寿命が持つの?
iPhoneのバッテリーは、おおよそ3年が寿命とされています。
この期間を過ぎると、バッテリーの性能が低下し、使用時間が短くなる可能性があります。
Appleは、iPhone SEの第2世代を含む多くのiPhoneモデルのバッテリー交換サービスを提供しています。
これにより、バッテリーの劣化が進んだデバイスでも、新しいバッテリーに交換することで使用を続けることが可能です。
ただし、2023年3月より、Appleは保証対象外のiPhoneのバッテリーサービス料金を3,000円値上げしました。
iPhone SEの第2世代におけるバッテリー修理費用は、機種や状態によって異なりますが、現在約7,500円となっています。
この費用は、新しいバッテリーへの交換によってデバイスをより長く使用できるようになるメリットを考えると、投資する価値があるかもしれません。
iPhone SE第2世代を今後も引き続き使ってよい人・ダメな人
iPhone SEの第2世代は現在も活躍中のモデルですが、サポートの終了は早ければ2025年から、遅くとも2026年後半には迎えると予想されます。
時が経つにつれ、デバイスのスペックに関する不満が生じる可能性も否定できません。
このような背景を踏まえ、デバイスを使い続けるか新しいモデルに機種変更するかの判断に迷っている場合は、このセクションが一助となることでしょう。
iPhone SE第2世代を今後も現役で使ってよい人
iPhone SEの第2世代を今でも活用している人は、カメラ性能や端末の動作速度に対して満足しており、特にバッテリーの持ちについて大きな不満を感じていない場合に適しています。
また、ディスプレイの大きさや本体のキズなどの物理的な状態に対しても特に気にならない人、SNSを頻繁に使用しない人、最新機種への興味が薄い人にもおすすめです。
経済的な理由からできるだけ費用をかけたくない人にとっても、スペックに不満がなければ、iPhone SE2は引き続き現役で使用するのに適した選択と言えます。
ただし、このモデルは新品での入手が難しくなってきているため、同じ機種を再度購入したい場合は早めに手に入れることをお勧めします。
iPhone SE第2世代を機種変更した方がよい人
iPhone SEの第2世代から新しいモデルへの機種変更を検討すべき人は、以下のようなニーズを持つユーザーです。
5Gネットワークを利用したいと考えている方、バッテリーの持ちが悪くなってきたと感じる方は買い替えどきでしょう。
写真や動画のクオリティをより向上させたい方、現在のディスプレイの明るさに満足していない方も、機種変更したほうが快適に操作できるはずです。
さらに、画面が大きく損傷している、または本体に目立つキズがある方、そしてシンプルに新しい機種に興味がある方は、新型のiPhoneへの更新を検討すると良いでしょう。
特に、iPhone 12以降のモデルは全て5Gに対応しており、より高速なデータ通信を利用することができます。
これにより、ゲームやアプリの体験が大幅に向上します。
また、AppleはiPhone SE2の下取りプログラムを提供しており、新しいiPhoneへの機種変更時に、古いデバイスを下取りに出して購入費用の一部に充てることが可能です。
下取りの買取価格を事前に確認することで、機種変更の際の費用計画に役立てることができます。
iPhone SE第2世代の次に機種変更するならどのモデル?
iPhone SEの第2世代を現在お使いの方に向けて、おすすめの機種をいくつかご紹介します。
iPhone SE(第三世代)は、iPhone SEシリーズの最新モデルとして、第2世代のユーザーにとって最も自然なアップグレード選択肢です。
iPhone 14は、より大きなディスプレイや、カメラ性能の向上を求める方には、iPhone 14が適しています。
AQUOS sense8は、iPhoneからAndroidへの乗り換えを考えている方には、AQUOS sense8がおすすめです。
選び方のポイントとしては、現在の使用感に対する満足度や、求める機能・性能の向上にどれだけの価値を置くかが重要になります。
iPhone SE(第3世代)
もし最新の機種へスムーズに移行したいと考えているなら、2022年春に発売されたiPhone SEの第3世代が強くおすすめです。
このモデルは5Gに対応しており、CPU、カメラ、バッテリー容量も前モデルから大きく向上しています。
さらに、価格は5万円台からと、高いコストパフォーマンスを誇るiPhoneのエントリーモデルとして高く評価されています。
iPhone SE第3世代の推奨ポイントは数多くありますが、特に注目すべきは、長期間の使用が見込める5G対応、最新のA15 Bionicチップによる高速な操作性です。
落下や水濡れ、ホコリに対する高い耐性、逆光の中でも美しい写真を撮影できるカメラ性能、使用時間が長くなったバッテリー、そして使い慣れたホームボタンの存在も見逃せません。
在庫は徐々に減少していますが、いくつかのキャリアでは割引セールを実施している場合もあるため、購入を検討している方は早めの行動が推奨されます。
このモデルは、性能と価格のバランスが取れているため、「買って損なし」と言われるだけの価値があります。
iPhone 14
2022年9月に登場したiPhone 14は、iPhone SEの第2世代ユーザーにとって魅力的なアップグレードを提供します。
SE2の4.7インチディスプレイからサイズアップした6.1インチの画面を持ち、特にカメラ機能において顕著な進化を遂げています。
センサーシフト式の手ブレ補正機能を搭載し、歩きながらの撮影でもクリアな写真や動画を得られるため、カメラ性能を重視するユーザーには特におすすめの選択肢です。
iPhone 14は最新のスペックを多数搭載しており、現行iPhoneモデルの中でも高性能な位置づけです。
20時間のビデオ再生が可能な大容量バッテリーを備え、長時間の使用にも対応します。
暗所での撮影性能が向上したメインカメラにより、美しい写真を撮影できます。
手ブレ補正機能が向上し、動画撮影時の画質がさらに滑らかになります。
5コアGPUを搭載し、ゲームやアプリの動作が非常に速いです。
価格は119,800円からとなっており、Proシリーズと比較して約3万円ほど安価でありながら、多くの高性能な機能を備えています。
このため、最新技術を手頃な価格で享受したいユーザーにとって、手に取りやすいモデルと言えるでしょう。
AQUOS sense8
2023年11月に発売されたばかりのAQUOS sense8は、6.1インチの大画面を備えながらも、本体重量が159gと非常に軽量です。
最新機能を搭載しながらも6万円台のリーズナブルな価格が魅力的なスマートフォンです。
この機種は、コストパフォーマンスの高さと優れたスペックで、多くのユーザーに選ばれています。
ハイエンドモデルに匹敵するカメラ性能を持ち、美しい写真撮影を可能にします。
省エネ設計のディスプレイと大容量バッテリーを組み合わせることで、長時間の使用が可能になります。
最大180Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイは、滑らかで目に優しい表示を実現します。
マスクをしたままでも使用できる顔認証と、指紋認証の二つのセキュリティ機能を搭載しており、iPhoneにはない独自の魅力を持っています。
キャリア版は、ドコモ、au(オンライン限定)、楽天モバイルといった大手キャリアのほか、UQモバイルやJ:COMモバイルなどの格安SIMでも取り扱いがあります。
iPhoneSE第2世代・第3世代の違いを比較
iPhone SEの第2世代と第3世代を比較すると、主に技術的な進化が見られますが、外見上の大きな変化はほとんどありません。
両モデルのサイズと重量はほぼ同じで、4.7インチのRetina HDディスプレイ、Touch IDによる認証機能、IP67等級の防水・防塵性能も共通しています。
しかし、内部スペックにおいては、第3世代がいくつかの重要なアップグレードを受けています。
第3世代の大きな変更点は、5G通信への対応です。
これにより、より高速なインターネット接続が可能になりました。
加えて、第3世代はバッテリー容量がわずかですが増加し、2007mAhとなり、節電性能の向上も実現しています。
これにより、デバイスのバッテリー寿命が延び、より長時間の使用が可能になっています。
カメラにおいても、同じ1200万画素のシングルアウトカメラ、700万画素のインカメラを搭載していますが、第3世代はA15 Bionicチップの採用により、画像処理能力が向上しています。
これにより、よりクリアで美しい写真や動画を撮影できるようになっています。
さらに、A15 Bionicチップによる処理速度の向上は、アプリの起動速度や全体的なデバイスのパフォーマンスを高めています。
これにより、第3世代は全体的にスムーズな使用感を提供します。
第2世代と第3世代の間には目立った新機能の追加はありませんが、5G対応、バッテリー性能の向上、カメラ性能の改善、処理速度のアップといった点で、第3世代は全体的にスケールアップしています。
iPhone SE第2世代をもう一回購入するのはアリ?
iPhone SEの第2世代に対する不満がなければ、同じモデルを再度購入する選択肢も考慮に値します。
第3世代が市場に登場しましたが、そのアップデートが飛躍的に新しいわけではないため、第2世代の性能に満足しているユーザーにとっては、再購入が合理的な選択となる場合があります。
しかし、新品のiPhone SEの第2世代を見つけるのが難しくなっている現状、第3世代との価格差がほとんどないこと、そして第2世代の方がサポート終了時期が早いことなど、いくつかのデメリットも存在します。
これらの点を考慮すると、新しくiPhoneを購入する場合は、新型のiPhone SE第3世代を選ぶことが一般的に推奨されます。
第3世代では、5G通信対応、改善されたバッテリー寿命、カメラ機能の向上など、さまざまな面で微細ながらも実用的なアップグレードが施されており、将来的な使用を考えた場合、より長期間にわたって満足できる選択となるでしょう。
買い替えるときはオンラインショップがおすすめ
機種変更を考える際、特に在庫の有無が重要な検討点となります。この問題を解決するためには、各キャリアのオンラインショップを活用すると良いでしょう。
オンラインショップなら、問い合わせることなく直接在庫状況を確認できるため、非常に便利です。
さらに、オンラインショップでは、WEB限定のセールやキャンペーンが頻繁に行われており、これらを利用することで、通常よりも安価に希望の機種を購入できる可能性があります。
購入を検討しているiPhoneの色や容量のバリエーションがオンラインで用意されているかをまずチェックすることをおすすめします。
さらに、携帯ショップに足を運ぶ手間を省くことができ、忙しい方や店舗への訪問が難しい方にとっても、オンラインショップは大きなメリットを提供します。
また、オンラインショップ限定で提供されるクーポンも魅力の一つです。
クーポンの内容や対象機種は時期によって変わるため、定期的にオンラインショップをチェックし、最新の情報を得ることが重要です。
iPhone SE第2世代を現役で使うためにすべき対策3つ
スマートフォンの機種変更を避け、今後もiPhone SEの第2世代を安全かつ快適に使用し続けたいと考えている方に向けて、いくつかの方法をご紹介します。
長期間にわたりデバイスの性能を維持するためには、以下のポイントに注意することが重要です。
機種変更を避けたい方は、これらの簡単な対策を実践してみてください。
バッテリー残量を適切にキープ
バッテリーの寿命を延ばすためには、適切な充電管理が重要です。
バッテリーが充電完了しているにも関わらず充電器に接続したままにしておく「過充電」、または充電残量がほとんどない状態や0%まで放電させる「過放電」は、どちらもバッテリーに負担をかける行為です。
これらの状態はバッテリーの寿命を縮め、性能の低下を早める原因となります。
iPhone SEの第2世代ではまだバッテリーの交換が可能ですが、バッテリーを長持ちさせるためには、バッテリー残量を定期的にチェックし、適切な充電習慣を身につけることが望ましいです。
理想的には、バッテリー残量を20%から80%の範囲内で保つよう心がけると良いでしょう。
また、不要なアプリは閉じ、バックグラウンド更新を制限することで、バッテリーの消費を抑えることもできます。
周りの機器は純正品を選ぶ
iPhoneを長期間安全に使用するためには、充電器やライトニングケーブルなどの周辺機器選びが重要です。
市場には価格が魅力的な廉価品が数多く存在しますが、これらは価格に見合った品質であり、長期的な観点から見るとバッテリーへの負担が大きくなる恐れがあります。
安価な非純正品の使用は、バッテリーの過充電や過放電、さらには故障のリスクを高める可能性があり、最終的にはデバイスの寿命を縮めることにつながるかもしれません。
そのため、Apple純正の充電器やライトニングケーブルの使用を強くおすすめします。
純正品はiPhoneとの互換性が保証されており、最適な充電環境を提供してくれます。
また、純正の周辺機器は安全性が高く、バッテリーの健康を長期間維持するために設計されています。
防塵防水性能に頼りすぎない
iPhone SEの第2世代は、防塵・防水・落下耐性に優れていることで知られていますが、それであっても精密機器であることに変わりはありません。
乱暴な扱いは故障の原因となり得るため、注意が必要です。
特にお風呂での使用には警戒が必要で、防水機能を過信することなく慎重に扱うべきです。
お風呂のような高湿度の環境は、iPhoneの防水機能にとって厳しい試練となります。
たとえIP67等級の防水性能を持っていても、小さなキズから湯気が侵入し、内部に水分が滞留することで、水濡れによる損傷や機能不全を引き起こす可能性があります。
防水性能はあくまで一定の条件下での保護を意味するものであり、すべての水濡れ状況でデバイスを保護できるわけではないことを理解しておくことが大切です。
iPhone SE第2世代はあと何年使えるか?まとめ
まとめると、iPhone SEの第2世代は現在も十分に現役で使用可能な端末ですが、2025年から2026年にかけてサポート終了が予測されています。
将来の買い替えを考えている場合、iPhone 14やiPhone SEの第3世代がおすすめの選択肢です。
特に、オンラインショップを利用することで、事務手数料が無料になり、さらに1万円以上安く購入できる可能性もあります。
iPhone SE2をこれからも使い続ける計画であれば、バッテリーの劣化に特に注意し、故障のリスクを最小限に抑えることが大切です。
一方で、より高性能なモデルへの買い替えを検討しているなら、iPhone 14や将来的に登場するiPhone 15など、最新モデルへのアップグレードを検討するのも良いでしょう。
買い替えの際には、各キャリアのオンラインショップで利用可能な割引やプランを確認することが推奨されます。
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