iPhoneを日常的に使っていると、子供や家族の写真・動画、お気に入りの電子書籍、音楽、映画、ドラマなど大切なデータでいっぱいになってしまうことがあります。
さらに、スケジュール管理や美味しいお店を見つけるためのアプリ、健康管理に役立つアプリなど、ビジネスからプライベートまで様々な用途で使われるアプリが入っているため、容量不足に悩むことも多いでしょう。
特にiPhoneは、SDカードを使って容量を増やすことができないため、容量不足を解消するためには使っているデータを削除するしかありません。
この記事では、iPhoneの空き容量を増やすための無料で簡単に実行できる方法を紹介します。
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Contents
iPhoneの容量はなぜ不足する?容量を圧迫しているのは何かを把握しよう
iPhoneの容量が満杯になると、新しいアプリのインストールや写真の保存ができなくなります。
iPhoneにはSDカードスロットがないため、購入時の容量を後から増やすことはできません。
したがって、使っているデータを削除して容量を得るしか方法がありません。
しかし、安易にデータを削除しても、思うように空き容量が増えないことがよくあります。
そのため、まずはiPhoneのストレージを確認し、どのアプリやデータが多くの容量を使っているかを把握することが重要です。
「設定」から「一般」、「iPhoneストレージ」の順に進むと、使っている容量と各アプリやデータが消費している容量が確認できます。
ここで、容量の大部分を占めているアイテムを特定し、不要なデータの削除やアプリの整理を行うことが効率的な空き容量の確保につながります。
写真と動画のストレージを削減する
iPhoneのストレージ容量を圧迫している主な原因は、App Storeからダウンロードしたアプリと「写真」アプリであることが多いです。
これらが大量の容量を占めている場合、まずは「写真」アプリ内の不要な写真や動画、スクリーンショットを削除することをお勧めします。
この作業を行った後にも、さらに空き容量を得るための手順を踏むことが効果的です。
削除したフォトや動画を完全に消す
iPhoneから写真や動画を削除しても、30日間は「最近削除した項目」フォルダに残り、実際にはストレージ容量を解放していません。
このため、削除した写真や動画を完全に消去して容量を確実に空けるためには、写真アプリを開き、「アルバム」タブに進んで画面の一番下までスクロールします。
「最近削除した項目」フォルダを開き、画面右上の「選択」をタップして不要な項目を選びます。
その後、画面左下にあるメニューアイコンをタップし、「すべて削除」を選ぶと、選択した写真や動画が全てのデバイスから完全に削除され、ストレージ容量が解放されます。
iPhoneの中にある写真と動画を最適化
iPhoneでストレージ容量を増やす方法の一つとして、「iPhoneのストレージを最適化」機能を使うことが挙げられます。
この機能をオンに設定すると、iPhoneの空き容量が不足してきた際に、デバイス上に保存されている高解像度の写真や動画が自動的に容量の少ないバージョンに置き換えられます。
これにより、ストレージの空き容量を効率的に増やすことが可能です。設定を行うには、まずiPhoneの「設定」アプリを開きます。
「写真」メニューに進んだ後、「iPhoneのストレージを最適化」を選択することで、この機能が有効になります。
これにより、ストレージの空き容量が少なくなる心配を軽減しつつ、大切な写真や動画をiPhone上で引き続き使うことができるようになります。
iPhone内の写真や動画をクラウド上に移す
写真や動画を削除することでデバイスの空きを作るのは一つの手段ですが、大切な記憶を失うリスクも伴います。
そこで、データを削除する前にクラウドストレージへのバックアップを推奨します。
かつては、「Googleフォト」が無料かつ容量無制限で利用できるサービスとして人気でしたが、2021年から無料プランの容量無制限オプションが廃止され、現在は15GBまでとなっています。
2024年現在、Amazonプライム会員なら無制限の写真保存スペースを提供している「Amazon Photos」が特におすすめです。
Amazonプライム会員であれば追加料金なしでこのサービスを利用できるため、大量の写真や動画を安全に保存しておきたい方に適しています。
メッセージアプリで送ったフォトや動画を削除する
iOS標準の「メッセージ」アプリは、LINE、Twitter、InstagramなどのSNSの普及により、使用頻度が以前に比べて減少しています。
過去に送信したテキストメッセージや画像、動画、さらには迷惑メールの削除は、iPhoneの空き容量を増やす一つの方法です。
都度削除するのが面倒な場合は、設定変更によりメッセージを自動的に削除する設定も可能です。
個別にメッセージを削除する
個別の場合は、メッセージアプリを開いて、削除したいチャットを選びます。
その後、削除を希望するメッセージを長押しして、「その他...」を選ぶことで、削除したいメッセージを選択できます。
選択後、画面左下にあるゴミ箱のアイコンをタップし、「XX件のメッセージを削除」を押すと、指定したメッセージを削除できます。
全てのチャットを削除したい場合は、該当するチャットを左にスワイプし、現れる削除アイコンをタップします。
「削除」を選ぶと、チャット全体が削除されます。
メッセージをオートで削除する
自動削除するには、iPhoneの「設定」アプリを開いて「メッセージ」へと進み、ここから「メッセージの保存期間」を選びます。
ここで、保存期間を「30日」または「1年」に設定することができます。
これを選択すると、選択した期間を超えたメッセージが自動的に削除されるため、容量を節約することができます。
これにより、古いメッセージが自動的にクリアされ、iPhoneのストレージ空間が有効に活用されます。
デフォルトアプリや利用していないアプリを除去する
iPhoneのストレージ空間を解放するため、長い間使用していないアプリや一度も使っていない標準アプリの削除は効果的です。
特に、ゲームアプリなどは数ギガバイトの空き容量を確保できることがあります。
アプリに紐付けられたデータを保持したい場合は、アプリを「取り除く」オプションを使うと良いでしょう。
これにより、アプリのアイコンは画面から消えますが、アプリのデータはiPhoneに残ります。
必要になった際にアプリを再インストールすれば、以前のデータにアクセスできるため、完全な削除とは異なる利点があります。
最近使っていないアプリをチェック
iPhoneでストレージの空き容量を増やす際は、無闇にアプリを削除するのではなく、まずはどのアプリがどれだけの容量を使っているか、そしていつ最後に使用したかを確認することが推奨されます。
設定アプリを開き、「一般」に進んだ後、「iPhoneストレージ」を選択します。
ここでは各アプリがどれくらいのストレージを占めているか、そしてアプリを最後に使用した日付が表示されます。
長期間使用していないアプリは、削除することで貴重なストレージ容量を得ることができます。
アプリを除去してデータはそのままに・アプリ本体のみ削除する
iPhoneでアプリのデータはそのままにしてアプリ本体のみを削除する場合は、以下の手順を踏みます。
まずは設定アプリを開いて、「一般」に進み、「iPhoneストレージ」を選択します。
削除したいがデータは保持したいアプリを見つけたら、そのアプリをタップします。
「アプリを取り除く」を選択し、表示される確認画面で再度「アプリを取り除く」をタップすることで、アプリはデバイスから削除されますが、関連するデータやドキュメントはiPhoneに残ります。
これにより、ストレージ容量を確保しつつも、必要なデータを保持することができます。
ウェブ上のアプリを使う
iPhoneのストレージ空き容量を増やすため、普段から使っているアプリを削除しウェブアプリに切り替えることも一つの手段です。
特定のデータを扱うためにDropboxを使ったり、Amazonのようなショッピングアプリをインストールしている場合に特に有効です。
ただし、全てのサービスがウェブアプリで利用可能なわけではありませんので注意が必要です。
ウェブアプリを使うには、Safariを開いて利用したいサービスのウェブサイトにアクセスします。
次に、画面下部の共有ボタンをタップし、「ホーム画面に追加」を選択します。
これで、ホーム画面から直接そのサービスにアクセスできるショートカットが作成されます。
SafariやChromeの履歴・キャッシュをクリアする
SafariやChromeなどのブラウザを使用する際、閲覧履歴やCookie、キャッシュといったデータが自動で保存されます。
これらはブラウジングをスムーズにするために役立ちますが、同時にストレージ容量を消費する原因となります。
そのため、定期的にこれらのデータを設定画面から削除することが推奨されます。
これにより、不要なデータをクリアしてiPhoneの空き容量を確保できます。
Safariの閲覧履歴やデータを削除する
Safariの履歴やWebサイトデータを消去する方法は、iPhoneの設定から簡単に行えます。
まずは、iPhoneの設定アプリを開いて「Safari」を選びます。次に、画面を下にスクロールし、「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
その後、「すべての履歴を消去」を選択して、確認画面で「履歴を消去」をタップします。
これにより、Safariの履歴とWebサイトデータが消去され、iPhoneの空き容量が増えます。
Chromeの過去履歴データを削除する
Google Chromeで履歴やデータを消去する手順は、Chromeを開いた後、画面右下にあるメニューアイコンをクリックします。
表示されるメニューから「履歴」を選択し、次に画面左下にある「閲覧履歴データを削除...」をクリックします。
次に「閲覧履歴」と「キャッシュされた画像とファイル」のオプションにチェックマークをつけ、削除したい期間を設定するために「期間」セクションをクリックし、「全期間」を選択します。
設定後、画面左上の「戻る」をクリックし、最後に「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
ポップアップが表示されたら、もう一度「閲覧履歴データの削除」を選択して操作を完了します。
アプリのキャッシュや不要なデータを削除する
iPhoneのストレージ容量を増やすためには、保存している電子書籍、マンガ、音楽、動画などの大容量データの削除が有効です。
これらのファイルを削除すると、かなりの空き容量を確保できます。
さらに、各種アプリのキャッシュをクリアすることで、さらに一時的にストレージを空けることが可能です。
アプリによっては設定内でキャッシュをクリアできるオプションがあるので、それを利用しましょう。
電子書籍Kindleを削除する
iPhone上のKindleアプリで電子書籍を削除するには、まずKindleアプリを開いてください。
その後、「ライブラリ」セクションに移動します。
次に、ダウンロード済みのタブを選択し、削除したい本を長押しします。
ポップアップメニューが表示されたら「複数のアイテムを選択」をタップし、削除したい本を選択します。
画面右上の「アクション」ボタンをタップし、メニューから「端末から削除」を選択することで、選択した本をiPhoneから削除できます。
LINEアプリのキャッシュを削除する
iPhoneでLINEアプリのキャッシュを削除する方法は簡単です。
まず、LINEアプリを開き、画面右上の設定アイコンを選択します。
次に、表示されたメニューから「トーク」セクションにアクセスします。
このセクション内に「データの削除」がありますので、そこを選択してください。
キャッシュデータの削除オプションが表示されるので、キャッシュの隣にある「削除」ボタンをタップします。
これで、LINEアプリ内の不要なキャッシュデータが削除され、アプリの動作がスムーズになるだけでなく、デバイスの空き容量も増やすことができます。
Twitter(X)のキャッシュを削除する
iPhone上のTwitterアプリのキャッシュを削除するプロセスは、Twitterの設定メニューを介して行います。
まず、Twitterアプリを開き、画面左上にある自分のプロフィールアイコンをタップしてメニューを開きます。
続いて「設定とサポート」を選び、「設定とプライバシー」へと進みます。
「アクセシビリティ、表示、言語」のオプションを選択し、「データ利用の設定」に入ります。
ここで「メディアストレージ」と「ウェブサイトストレージ」の項目が見つかりますので、それぞれ「メディアストレージを削除」と「ウェブページストレージを削除」をタップして進みます。
各項目で削除を選択後、表示される確認ダイアログで削除を承認します。
これにより、Twitterアプリ内のメディアおよびウェブページに関連するキャッシュデータが削除され、アプリが使用するストレージ量を節約できます。
Apple Musicの音楽ライブラリを削除する
Apple Musicの音楽をiPhoneから削除するには、Apple Musicアプリを開きます。
アプリ内で削除したい音楽またはアルバムを見つけます。
削除したいアイテムの隣にある「...」または直接アイテムを長押しすることで、オプションメニューが表示されます。
「ライブラリから削除」を選択します。
確認ダイアログが表示されたら、「削除」をタップして、ダウンロードした音楽をライブラリから削除します。
これで、Apple Musicから特定の曲やアルバムを削除し、iPhoneのストレージを節約することができます。
Spotifyのミュージックやキャッシュを削除する
Spotifyアプリでキャッシュとダウンロードした音楽を削除するには、以下の手順を実行します。
まず、Spotifyアプリを開き、画面右上にある設定アイコンをタップします。
次に、設定メニューから「ストレージ」を選びます。そこで、「キャッシュを削除」をタップしてください。
表示される確認ダイアログで「削除」を選択すると、アプリのキャッシュがクリアされます。
さらに、音楽のオフラインデータを削除するためには、「ダウンロード済みの曲をすべて削除」をタップします。
再度表示される確認ダイアログで「削除」を選択すると、ダウンロードした音楽がすべて削除され、デバイスのストレージを節約できます。
NetflixのDLコンテンツを削除する
Netflixアプリでダウンロードした動画を削除するには、以下のステップに従います。
まずNetflixアプリを開き、「ダウンロード」タブに進みます。
画面右上にある編集アイコン(ペンの形をしていることが多い)をタップします。
削除したい動画の横に表示される「X」マーク、またはごみ箱アイコンを押します。
すると確認画面が表示されるので、「削除」を選択して操作を完了します。
これにより、選択した動画がデバイスから削除され、ストレージ容量を節約できます。
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