スマートフォンの世界は日々進化していて、新しいiPhoneが毎年のように発売されていますね。
そんな中、手元の古いiPhoneをどうしようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私は、つい先日までiPhone 8をまだ現役で使っていたのですが、さすがにバッテリーの持ちが悪くなってきて、新しい機種に買い替えるか迷っていました。
今回は、そんな古くなったiPhoneの処分方法について、特に下取りに焦点を当てて詳しくお話しします。
下取りって本当にお得なのか、他の選択肢はないのか、一緒に考えていきましょう。
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下取りの仕組みを理解しよう
まずは、iPhoneの下取りの仕組みについて説明します。
下取りとは、古い製品を新しい製品の購入時に引き取ってもらい、その価値分を新製品の購入価格から差し引いてもらったり、ポイントバックを受ける仕組みです。
Appleの公式サイトでは、「Apple Trade In」というプログラムを提供しています。
Apple Trade Inで今お使いのデバイスを下取りに出すと、新しいデバイスの購入価格が割引になります。オンラインまたはお近くのApple Storeでどうぞ。
(引用元:Apple公式)
このプログラムを利用すると、古いiPhoneの状態や機種に応じて、新しいiPhoneの購入時に最大で数万円の割引を受けられます。
例えば、2024年9月時点で、iPhone 11 Pro Maxの下取り価格は最大で31,000円です。
私が使っていたiPhone 8でさえ、まだ今でも7,000円の下取り価格がついています。
iPhone8は2017年にリリースされたモデルなので、これだけの金額になるなんてびっくりですよね。
下取りのメリットを考えよう
さて、下取りにはどんなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
まず、新しいiPhoneを手に入れる際のコストを抑えられるというのが最大のメリットです。
先ほど例に挙げたiPhone 11 Pro Maxの場合、46,000円もの割引が受けられるわけですから、これは大きな魅力ですよね。
また、古い端末の処分に困らないというのも大きなポイントです。
AppleTradeInを使う場合、データの消去や初期化の手続きは、Apple公式サポートでも丁寧に紹介されているので簡単に作業可能ですよ。
個人情報の漏洩リスクを考えても、これは非常に重要な点だと思います。
さらに、環境への配慮という観点からも下取りは推奨されています。
Appleは下取りで回収した端末を可能な限りリサイクルし、資源の有効活用に努めています。
下取り以外の選択肢を探る
しかし、下取りが必ずしもベストな選択肢とは限りません。
他にどんな選択肢があるのか、見ていきましょう。
まず、中古販売という選択肢があります。
メルカリやヤフオク!などのオンラインマーケットプレイスを利用すれば、下取りよりも高値で売却できる可能性があります。
例えば、私のiPhone 8は当時の下取り価格で13,000円でしたが、中古市場では状態の良いものなら20,000円前後で取引されていたので、価格差があるなと思ったものです。
ただし、中古販売には個人情報の完全消去や、トラブル対応など、自己責任で行わなければならない部分が多いのが難点です。
メルカリ×iPhoneはトラブルのイメージあってビビってしまってwwww
— サリー (@honeyfunnysally) September 21, 2024
私自身、一度中古販売を試みましたが、データの完全消去に不安を感じて断念しました。
また、古いiPhoneをサブ機として使い続けるという選択肢もあります。
例えば、海外旅行時の専用端末や、音楽プレーヤーとして活用する方法があります。
私の友人は、古いiPhoneを車内用のナビゲーションとして使っていて、とても重宝しているそうです。
新旧iPhoneのスペック比較:買い替えるべき?
ここで、新旧iPhoneのスペックを比較して、買い替えるべきかどうか考えてみましょう。
具体的にはiPhone 14 Pro Maxと、その5年前の機種「iPhone X」を比較してみます。
プロセッサーを見ると、iPhone 14 Pro MaxはA16 Bionicチップを搭載しており、iPhone XのA11 Bionicチップと比べても処理性能はかなり優秀です。
カメラ性能も大きく向上しています。
iPhone 14 Pro Maxは4800万画素のメインカメラを搭載し、iPhone Xの1200万画素のデュアルカメラと比べて、夜景撮影や望遠撮影の性能も格段に向上しているんです。
バッテリー持続時間も大幅に改善されています。
iPhone 14 Pro Maxは最大29時間のビデオ再生が可能ですが、iPhone Xは13時間程度でした。
個人的な感想を言わせてもらうと、5年も経つと技術の進歩に驚かされますね。
特にカメラ性能の向上には目を見張るものがあります。
下取りの価格を最大化するコツ
下取りに出すのを決めた場合、その価格を最大化するコツをお教えしましょう。
まず、端末の状態を良好に保つことが重要です。
画面にひびが入っていたり、背面が大きく傷ついていたりすると、下取り価格が大幅に下がってしまいます。
アップルストア見たら、下取り価格アップキャンペーンみたいなのやってたから、試しに使ってるiPhoneの下取り価格調べたら『下取りできるけど価格が付きません
』状態だった…(ガラスにキズがあるため)😤— くすもっちぃ (@atomcat310) March 14, 2024
私は画面保護ガラスとケースを使用することで、5年使ったiPhone 8でも高い下取り価格を維持できましたよ。
次に、タイミングも重要です。
これは販売店にもよりますが、新型iPhoneが発売される直前は、下取り価格が下がる前であることが多いんです。
私の経験では、9月に新型iPhoneが発表されるよりも前に、下取りに出すのが最もお得でした。
これは、新機種が出ると型落ちiPhoneの下取り価格がさがる傾向があるからですね。
また、純正のアクセサリーや付属品を念のためすべて保管しておくことも大切です。
下取りに出す買い取り店によって変わるのですが、充電ケーブルなどが揃っていると、下取り価格が上がる可能性がありますよ。
下取りのデメリットと注意点
ここまで下取りのメリットを中心に説明してきましたが、デメリットや注意点もあります。
最大のデメリットは、中古販売と比べて価格が低くなる可能性があることです。
特に人気の高いモデルや、状態の良い端末は中古市場での需要が高いため、下取りよりも高額で売却できる場合があります。
また、下取りプログラムには期間限定の特典がつくこともあるので、タイミングを逃すと希望する内容で下取りできない可能性があります。
私も一度、キャンペーン終了後に下取りを検討して、後悔したことがあります。
さらに、当然ながら下取りに出した後は端末を取り戻すことができません。
大切なデータのバックアップを忘れずに行う必要があります。
私の知人で、うっかり写真のバックアップを忘れたまま下取りに出してしまい、大切な思い出を失ってしまった人がいます。
新しい機種へのデータ移行はApple公式でも推奨されていますから、本当に気をつけなければいけませんね。
下取り後のデータ移行とセットアップ
下取りを決めた後は、新しいiPhoneへのデータ移行とセットアップが待っています。
この過程を順を追って説明しましょう。
まず、古いiPhoneのデータを新しいiPhoneに移します。
iOS 11以降は「クイックスタート」機能により、古いiPhoneから新しいデバイスにデータを送れるようになりました。
古いiPhoneがWi-Fi接続されており、BluetoothがONになっているかどうか確認しましょう。
新しいデバイスの電源をONにして、古いiPhoneの近くに置きます。
すると、画面の案内に従って、設定を始めればデータが簡単に移行できるんです。
あとは指示に沿ってセットアップを完了すれば、新しいデバイスはすぐに使いはじめられます。
次に、古いiPhoneから必要に応じてプライバシー情報を消しましょう。
AppleWatchなど、ペアリングしているApple製品があれば解除しておきます。
念のため、iCloudにデータをバックアップしておくのもおすすめです。
ただし一つ注意点があります。iCloud、iTunes Store、App Store からログアウトしておく必要があるんです。
Apple ID で iCloud にサインインした状態のまま、連絡先、カレンダー、リマインダー、書類、写真、その他の iCloud の情報を手動で削除しないでください。iCloud サーバや、iCloud にサインインしているほかのすべてのデバイスからもコンテンツが削除されてしまいます。
(引用元:Appleサポート)
店頭で下取りに出す場合は、あとはスタッフの指示に従いましょう。
通信事業者やAppleに下取り予定のデバイスを送る場合は、初期化を行うためにデバイスの消去を行うと、送付前の準備は完了です。
結論:あなたにとってのベストな選択は?
さて、ここまで古くなったiPhoneの処分方法、特に下取りについて詳しく見てきました。
では、最後にあなたにとってiPhoneを処分するときのベストな選択について考えてみましょう。
下取りは、新しいiPhoneを購入する予定があり、かつ手続きの簡単さを重視する方におすすめです。
特に、端末の状態があまり良くない場合や、個人での売却に不安がある場合は、下取りが安全で確実な選択肢となるはずです。
一方で、できるだけ高く売却したい場合や、まだ十分に使える状態の端末であれば、中古販売であったり、サブ機として継続利用したりする価値があるでしょう。
私の友人の中には、古いiPhoneを子供用のゲーム機代わりに活用している人もいますよ。
最終的には、利用状況や優先順位によって最適な選択肢は変わってきます。
経済的な面だけでなく、手間や時間、セキュリティなど、さまざまな要素を総合的に判断して、下取りの可否を決めてみてくださいね。
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