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iPad ProとiPadとの違いを比較!おすすめはどっち?

iPadの購入を検討しているけれど、ProモデルとスタンダードモデルのiPadのどちらを選べばいいか迷っている方は多いのではないでしょうか。

今回は、基本モデルのiPad(第10世代)と、最上位モデルのiPad Pro(M4)の違いを徹底比較します。

両モデルの特徴や性能の違い、実際の使用感について解説していきますので、どちらを買おうか迷っているあなたはぜひ参考にしてみてください。

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基本性能とスペックの違い

iPad Proは、MacBook Proにも搭載されているM4チップを採用し、デスクトップPC級の圧倒的な処理性能を実現しています。

一方、標準のiPadはA14 Bionicチップを搭載し、日常的な使用には十分な性能を提供しています。

A14チップでも通常の用途であれば問題ありませんが、M4チップの処理性能とは大きな差があります。

プロセッサの性能比較

iPad ProのM4チップは、GeekbenchのCPUスコアで単核性能が3600点以上、マルチコア性能が13000点以上を記録します。

M4はApple史上最速のNeural Engineを搭載しており、最大で毎秒38兆回の演算処理が可能です。これは、現在のどのAI対応Windowsパソコンに搭載されているニューラルプロセッシングユニットよりも高速です。

(引用元:Apple公式

対する標準iPadのA14 Bionicは、単核性能で1500点程度、マルチコア性能で4000点程度となっています。

メールやウェブ閲覧では違いを感じにくいですが、4K動画編集や3Dモデリングなどの負荷の高い作業では、iPad Proの圧倒的な処理能力を感じられるはず。

私も両方使っていますが、プロ向けアプリの動作の違いは歴然としており、iPadProは仕事用にしています。

メモリとストレージの実力

iPad Proは8GBまたは16GBのRAMを搭載し、大規模なデータを扱うプロ用アプリでも快適に動作します。

標準iPadは4GBのRAMですが、一般的なアプリの使用では問題なく動作します。

ストレージは標準iPadが64GB・256GBの展開に対し、iPad Proは256GBから最大2TBまで選択可能です。

大量の写真や動画データを扱う方は、この容量の違いも重要なポイントになりますね。

ディスプレイ品質の違い

iPad Proは11インチと13インチの2サイズを展開しています。

Ultra Retina XDRディスプレイにより、圧倒的な表示品質を実現しています。

iPad Pro (M4) の Ultra Retina XDR ディスプレイは、Apple が驚異的な高水準を掲げて開発し、その水準を見事クリアしています。同種のデバイスに搭載された OLED ディスプレイとしては史上最高のディスプレイと自負しています。

(引用元:Appleサポート

一方、標準iPadは10.9インチの液晶ディスプレイを採用し、基本的な表示品質を確保しています。

画面表示の特徴

iPad ProはProMotion技術に対応し、驚くほど滑らかな表示を実現しています。

最大輝度は通常時1000nits、HDRコンテンツ視聴時には最大1600nitsまで上昇します。

色再現性も極めて高く、映画館のような没入感のある視聴体験が可能です。

写真や動画の編集作業では、この高品質なディスプレイが重要な違いとなってきます。

画面のスクロールやズーム操作も極めてなめらかです。

標準iPadも十分な応答性を持っていますが、特にイラスト制作や手書きメモを頻繁に行う方には、この違いが体感できるでしょう。

実際の描き味は、まるで本物の紙に描いているような自然な感覚です。

カメラ機能と撮影性能の違い

iPad Proは広角カメラに加え、LiDARスキャナーを搭載し、高度な撮影機能とAR体験を提供します。

標準iPadはシンプルな単眼カメラ構成で、基本的な撮影ニーズに対応しています。

カメラスペックの詳細

iPad Proはメインカメラが12MPの広角レンズという構成で、4K動画撮影にも対応しています。

LiDARスキャナーにより、正確な深度測定が可能で、ARアプリケーションでの使用が快適です。

なお、iPad ProはフロントカメラにTrueDepthを備えているため、Face IDに対応しています。

第10世代はTouch IDに対応しており、生体認証についても好みが分かれるところですね。

周辺機器対応とアクセサリー

iPad Proは、Thunderbolt/USB 4ポートを搭載し、より多くのプロ向け周辺機器に対応しています。

一方、標準iPadはUSB-Cポートで基本的な接続性を確保しています。

接続可能な周辺機器

iPad ProのThunderboltポートは、最大40Gbpsの高速データ転送が可能で、6K外部ディスプレイにも出力できます。

つまり、RAWデータの転送や大容量ファイルの扱いが多いようなプロフェッショナルの方には、この転送速度の違いは大きなメリットとなります。

標準iPadのUSB-Cポートも基本的な周辺機器には対応していますが、転送速度は最大10Gbps程度までとなっています。

キーボードとスタイラスの対応

iPad Proは最新のMagic Keyboardに対応し、トラックパッド付きの本格的なキーボード環境を実現できます。

Apple Pencil Proとの組み合わせでは、傾き検知や筆圧検知の精度が高く、プロのイラストレーターやデザイナーの要求にも応えられます。

標準iPadもApple Pencil第1世代とMagic Keyboard Folioに対応していますが、より高度な入力デバイスには対応していません。

価格差について

iPad ProとiPadの間には、かなり大きな価格差が存在します。

この違いを正しく理解することで、より賢い購入判断が可能になります。

モデル別の価格比較

標準iPadは64GBモデルが税込58,800円からの展開となっています。

一方、iPad Proは11インチモデルが256GBで税込168,800円から、13インチモデルは256GBで税込218,800円からとなっています。

ストレージを増やす場合や、セルラーモデルを選択する場合は、より金額は高くなります。

大きな価格差があるため、スペックを使いこなせそうにない方は、無理に上位モデルを購入する必要はないでしょう。

周辺機器込みの総額

Apple Pencilは第1世代(標準iPad用)が税込16,800円、Apple Pencil Pro(iPad Pro用)が税込21,800円です。

最新のiPadProではApple Pencil(USB-C)を選択することもできますが、機能があまりにも違うため、Apple Pencil Proがおすすめです。

また、キーボードについては、標準iPad用のMagic Keyboard Folioが税込42,800円、iPad Pro用のMagic Keyboardが税込49,800円~59,800円となっています。

周辺機器の価格差は最大で約2万円程度となる可能性があります。

iPadProは最高級モデル!コスパなら第10世代でOK

iPadの選択で最も重要なのは、実際の使用目的に合わせた機種選びを行うことです。

標準iPadである第10世代は、ウェブブラウジング、メール、動画視聴、SNSといった一般的な用途においては十分な性能を発揮します。

非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢であるため、特に初めてiPadを購入する方や、日常的な使用が中心の方に最適です。

一方、iPad Proは4K動画編集や高度な写真編集、プロレベルのイラスト制作など、クリエイティブな作業において真価を発揮します。

確かに価格も高額になりますが、これらの機能を必要とするプロフェッショナルな使い道であれば、この金額に見合う性能です。

iPadは長期的に使用するデバイスですから、自身の用途や必要性を冷静に見極めた上で、最適なモデルを選択してみてください。

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