多くの方が気になっているiPhoneの防水性能について、詳しくお話ししていきます。
特に今回は「お風呂でiPhoneを使えるのか」という疑問に答えていきたいと思います。
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iPhoneの防水性能の歴史
iPhoneに初めて防水性能が搭載されたのは、実は比較的最近のことなんです。
2016年9月に発売されたiPhone 7とiPhone 7 Plusが、Apple社で初の防水機能を備えたiPhoneとなりました。
この機種から、私たちは雨の日でも少し安心してiPhoneを使えるようになったんですよ。
でも、それ以前のiPhoneはどうだったのでしょうか。
そっちかーー！笑
何でも防水じゃなかった時を知ってる者たちはあの恐怖を覚えている...
防水じゃなかった頃のiphone6トイレに落としてサヨナラしたの思い出した😂— ⚡️o'ᆺ'o ⚡️ｹﾞﾝｻﾞｲ (@Perolasplatoon) August 30, 2024
実は、iPhone 6sやそれ以前のモデルには公式な防水機能がありませんでした。
不注意によって修理が必要になることも多々あったんです。
ですから、IP67を搭載したiPhone 7の登場は、多くのユーザーにとって嬉しいニュースだったことでしょう。
では、次はiPhone 7以降の防水性能の進化について、もう少し詳しく見ていきましょう。
iPhone 7からiPhone XRまでの防水性能
iPhone 7とiPhone 7 Plusは、IP67等級の防水・防塵性能を持っています。
この「IP67」という数字、何を意味しているのか気になりますよね。
実は、これは国際規格で定められた保護等級なんです。
「IP」は「International Protection（国際保護）」の略で、最初の数字「6」は防塵性能、次の数字「7」は防水性能を表しています。
IP67は、深さ1メートルの水中に30分間沈めても、端末が耐えられる防水性能を意味します。
この性能は、iPhone 8、iPhone 8 Plus、そしてiPhone Xでも継承されました。
2018年に発売されたiPhone XRも同じIP67等級でした。
つまり、iPhone7で防水性能が登場した後は、数世代の間この技術は維持されたことがわかります。
iPhone XS以降の防水性能向上
さて、ここからがiPhoneの防水性能における大きな転換点です。
2018年に発売されたiPhone XSとiPhone XS Maxから、防水性能が一段階アップグレードされたんです。
これらの機種では、IP68等級が採用されました。
IP68は、水深2メートルで30分間の耐水性を持つことを意味します。
これは、例えばプールサイドで誤ってiPhoneを落としても、すぐに拾い上げれば大丈夫という程度の性能です。
もちろん、これは極端な例で、実際は水温や水質などによって結果は変わります。
しかし、個人的にはこの進化はとても嬉しいものだと感じました。
なぜなら、使い勝手が大幅に良くなったからです。
雨の日はもちろん、キッチンや海辺、プールサイドなど水の多いシーンで、よりiPhoneを安心して使えるようになりました。
しかし、少し注意も必要で、「防水」イコール「水中で自由に使える」わけではありません。
水濡れによる損傷を防ぐため、以下の行為はお控えください。
iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴する
（引用元：Appleサポート）
このように、Apple公式も水中での使用を推奨していません。
水中でのiPhoneの使用は、依然としてリスクがあることを忘れないでくださいね。
最新のiPhoneモデルの防水性能
さて、最新のiPhoneモデルではどうなっているのでしょうか。
驚くべきことに、さらなる進化を遂げています。
2019年に発売されたiPhone 11 Proシリーズから、防水性能が再び向上しました。
これらの機種は、最大水深4メートルで30分間の耐水性を持つIP68等級を獲得しています。
そして、2020年以降に発売されたiPhone 12シリーズ、iPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズ、そして最新のiPhone 15シリーズも、同様のIP68等級を維持しています。
ただし、細かい仕様を見ると、実はiPhone 12以降のモデルは、最大水深6メートルで30分間の耐水性を持っているんです。
これは本当にすごい進化だと思いませんか？
私は正直、ここまでの性能向上には驚かされました。
でも、ここで一つアドバイスさせていただきますね。
たとえ最新のiPhoneを持っていても、わざと水中に沈めるのは避けた方が良いでしょう。
防水性能は、あくまで「万が一」のための保険のようなものだと考えるのが賢明です。
お風呂でiPhoneは使えるの？
さて、ここからが多くの方が気になっている本題です。
「お風呂でiPhoneを使えるのか」という疑問について、詳しく解説していきましょう。
結論から言うと、Apple社は公式にお風呂でのiPhoneの使用を推奨していません。
これには、いくつかの理由があります。
まず、お風呂のお湯は防水性能のテストを行う際の環境とは異なるでしょう。
シャンプーや石鹸、入浴剤などが混ざっている可能性があります。
石鹸、洗剤、酸や酸性の食品、および液体 (香水、虫除け、ローション、日焼け止め、油、接着剤リムーバー、毛髪染料、溶剤など) が iPhone に付かないよう、極力注意してください。
（引用元：Appleサポート）
これらの物質は、iPhoneの防水性能を劣化させる可能性がありますし、お湯の温度も問題になります。
高温の水蒸気がiPhone内部に侵入し、結露を引き起こす恐れがあるかもしれません。
さらに、お風呂場は湿度が高く、滑りやすい環境です。
うっかりiPhoneを落として、画面を割ってしまう危険性も高くなりますよね。
個人的な経験を少し共有させていただくと、以前、友人がお風呂でiPhoneを使っていて、誤って落としてしまったと聞いたことがあります。
幸い端末は無事でしたが、高価なスマホですから、とてもヒヤッとしたと話していましたよ。
やはり、お風呂での使用には特に注意すべきですね。
お風呂でiPhoneを使用する際の注意点
とはいえ、リラックスしたお風呂の時間にiPhoneで音楽を聴いたり、ニュースをチェックしたりしたい気持ちはよく分かります。
もし、どうしてもお風呂でiPhoneを使いたい場合は、以下の点に注意してください。
まず、iPhoneを直接水に触れさせないことが重要ですから、防水ケースの使用をおすすめします。
iPhone壊れたの裸の状態で絶対お風呂で音楽流してたことで鬱
お金と時間の無駄— min (@axe_arise) July 18, 2024
市販の防水ケースの中には、お風呂での使用を想定して設計されているものもあります。
次に、iPhoneを蒸気にさらさないよう気をつけましょう。
例えば、浴槽から少し離れた場所に置くなどの工夫が必要です。
また、濡れた手でiPhoneを触らないことも大切です。
そして、使用後は必ずiPhoneを乾いた柔らかい布で拭いてください。
充電口や各種ボタンの周りは特に注意が必要です。
防水性能のメンテナンス
iPhoneの防水性能を長く保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
ここでは、いくつかの具体的なアドバイスを紹介します。
まず、iPhoneを定期的に清掃することが大切です。
特に、充電ポート・スピーカーなどの開口部は、埃や汚れが溜まりやすいので注意が必要です。
柔らかい乾いた布で優しく拭くのがおすすめです。
また、iPhoneを落としたり、強い衝撃を与えたりしないよう気をつけましょう。
衝撃によって、防水シールが損傷する可能性があります。
もし、海や塩水プールで水没してしまった後は、必ず真水で軽くすすいでから、乾いた布でしっかり拭き取ることをおすすめします。
もちろん、本来は水ですすぐなんて厳禁ではありますが、海水の塩分が残っていると、端末に深刻なダメージを与える可能性があるため、最悪の事態を避けるための方法です。
そのうえで、すぐに修理店に持ち込みましょう。
最後に、iPhoneの防水性能は永久的なものではないということを覚えておいてください。
防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。水濡れによる損傷は、保証の対象外となりません。
（引用元：Appleサポート）
iPhoneは使用年数が経つにつれて、徐々に劣化していきます。
Apple社も、iPhoneの耐用年数を考慮して防水性能を設計していると考えられます。
防水性能に対する定期点検サービスは提供されていませんが、水によるトラブルで何か動作がおかしいと感じた場合は、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでiPhoneの修理を依頼することをおすすめします。
まとめ
ここまで、iPhoneの防水性能について詳しく見てきました。
2016年のiPhone 7から始まったiPhoneの防水機能は、着実に進化を遂げてきました。
最新のiPhoneモデルでは、IP68等級の高い防水性能を誇っています。
しかし、お風呂でのiPhoneの使用には依然としてリスクが伴います。
Apple社も公式には推奨していませんから、もし使用する場合は、十分な注意が必要です。
防水機能は、あくまで「万が一」のための機能だと考えるのが賢明でしょう。
日常生活での急な雨や、うっかり水をこぼしてしまった時などに、iPhoneを守ってくれる頼もしい味方なのです。
防水機能一つを取っても、ここまで高度化されているのですから。これからのiPhoneがどのような進化を遂げていくのか、とても楽しみですね。
みなさんも、大切な端末を適切に扱い、もし新しいiPhoneを購入する機会があれば、ぜひ防水性能にも注目してみてくださいね。
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