iPhoneに望遠レンズは必要かどうかは、上位モデルのProシリーズとベースモデルどちらを選ぶかということに繋がります。
他のスペックにも多少違いがありますが、iPhoneのProモデルとベースモデルの大きな違いが望遠レンズの有無であるため、カメラを重視する人は悩むところでしょう。
そこで本記事では、実際にiPhoneのProモデルを使ってみて、はたして望遠レンズは必要なのかどうか正直な感想をまとめてみます。
ぜひ望遠レンズは必要かどうか、機種選びに迷っている人は是非参考にしてみてください。
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iPhoneに望遠レンズは必要か
望遠レンズの必要性に関しても悩む点の一つですが、私自身「望遠レンズはあれば便利だが、必要かといえばそうではない」という結論に至りました。
ただし、iPhone 15 Pro Maxでは望遠レンズの性能が大幅に向上しており、将来的な期待は高まっています。
現時点では望遠レンズが絶対に必要かとは言えませんが、そこまでのニーズを感じない状況です。
望遠レンズを必要としない理由には、広角カメラと比較して画質が劣る、使用頻度が低い、端末の重量増加、そして価格の上昇などが挙げられます。
広角カメラよりは画質ダウン
望遠レンズの画質に関しては、広角カメラと比較すると、わずかに画質が劣ることがあります。
この差は一目で明らかなものではないものの、望遠レンズは広角カメラよりも画質が劣るという心理的なイメージがあり、結果として使用を敬遠してしまうことがあります。
例えば、iPhone 12 Pro Maxの望遠レンズで撮影した写真は十分に美しいですが、広角カメラの方がより鮮明であり、撮影対象に近づきたい場合は広角カメラを使って近づいて撮影することが多くなります。
望遠レンズはセンサーサイズが小さく、レンズのF値が高いため光量が少ない暗い場所での撮影には不向きです。
これらの理由から、望遠レンズの使用頻度は次第に減少する傾向にあります。
望遠レンズの出番はほとんど無い
カメラレンズには「超広角」「広角」「望遠」という3種類がありますが、その中でも望遠レンズの使用機会は比較的限られています。
超広角レンズはその広い画角を活かしてダイナミックな写真が撮影でき、広角レンズは人間の視野に近く、親しみやすい写真を撮ることが可能です。
しかし、望遠レンズに関しては、一般的に望遠とされる距離に比べてやや近いため、使いどころが中途半端に感じられることがあります。
一眼レフカメラにおける望遠レンズと比較すると、iPhoneの望遠レンズはむしろ標準レンズの範囲に近く、望遠としての機能は限定的です。
このため、広角や超広角レンズと比較して望遠レンズを活用するシーンは少なくなりがちです。
また、少し離れた被写体を撮影したい場合でも、広角レンズのデジタルズーム機能を用いれば充分対応可能な場合が多いため、望遠レンズの出番はさらに減少します。
このように、望遠レンズの使用頻度は他のレンズと比べて低めであると言えるでしょう。
望遠レンズのせいで本体が重たい
望遠レンズが搭載されていることは、必ずしも重量増加の唯一の理由ではありませんが、同サイズのiPhone 12とiPhone 12 Proを比較すると、重量には25gの差があります。
実際に使用してみると、この重さの差は顕著に感じられ、特に横になってiPhoneを使用する際にその違いをよりはっきりと体感できます。
望遠レンズはたまにしか使用しない機能であるにもかかわらず、日常的に利用するiPhoneの重量が増すことは、使い勝手においてマイナスとなる場合があります。
スペックゆえに本体価格が高くなる
iPhone 15とiPhone 15 Proの違いには、望遠レンズの有無だけでなく、LiDARスキャナーの搭載の有無、本体素材の差、その他の機能の違いなどがありますが、多くの場合、望遠レンズの有無が大きな違いとなります。
そして、同じストレージ容量のモデルを比較した場合、その価格差は約35,000円にも及び、これは決して無視できないほどの差です。
よく考えてみると、望遠レンズをほとんど必要としない場合、その他の要素も含めて、高価なモデルを選ぶ必要性が低くなることが明らかです。
日々の使用において重量をできるだけ軽く保ち、コストパフォーマンスを重視するのであれば、望遠レンズのないモデルを選択することが賢明な選択と言えるでしょう。
iPhone13 Proでは光学3倍ズームに
iPhone 13 ProとiPhone 14 Proでは、望遠レンズの性能が向上し、光学3倍ズーム(77mm相当)を実現しました。
これにより、標準レンズよりも一歩先を行く望遠撮影が可能となり、これまでの2倍ズームと比べて異なる視点からの撮影が楽しめるようになりました。
その結果、望遠レンズがより実用的になり、「望遠レンズがある方が良い」と言えるようになったとも考えられます。
ただし、望遠レンズで捉えられる範囲が、広角カメラで近づいて撮影できる範囲内に収まるため、絶対に必要とは限らない状況もあります。
iPhone15 ProMaxは光学5倍を実現
一方で、iPhone 15 Pro Maxではテトラプリズムを採用し、光学5倍ズーム(120mm相当)を実現しました。
この進化により、望遠レンズはより本格的な望遠撮影が可能となり、運動会や発表会など遠くからの撮影に非常に便利な画角を提供します。
光学5倍の望遠レンズを搭載したiPhone 15 Pro Maxは、望遠撮影のニーズがあるユーザーにとって強くおすすめできるモデルです。
この技術進化により、望遠レンズの必要性と価値は明確になり、特定のシーンでの撮影において大きな利点をもたらします。
Proモデルを使ってみた正直な感想
カメラを重視してProモデルを長年使用してきた経験から、iPhone 12の軽さを体験して「望遠レンズは必要ないかもしれない」という考えに至りました。
望遠レンズがあれば撮影の可能性は広がりますが、その撮影範囲であればiPhoneを近づけて撮影することで代用可能です。
そして、iPhone 12やiPhone 12 miniの軽さに感動し、ポケットに入れた際の負担が少なく、横になりながらの操作も楽になることから、あまり使用しない望遠レンズは必要ないと感じるようになりました。
望遠レンズがあって便利と実感するシーンは少ない
iPhone 12 Proの望遠レンズは光学2倍のズームを提供し、シリーズ中で最も高い倍率を誇るiPhone 12 Pro Maxでも光学2.5倍にとどまります。
多くのユーザーが望遠レンズに求める光学5倍相当の能力に比べると、2倍程度では、望遠レンズがあることで得られる便利さは限定的です。
しかし、望遠レンズの利点の一つとして、書類撮影時に自分の影が写り込むことなく撮影できる点が挙げられます。
広角カメラを使用すると、しばしば撮影者の影が写り込んでしまいますが、望遠レンズを使えばこの問題を避けられます。
望遠レンズがあるとポートレート写真はキレイ
ただし、ポートレートモードにおいては、望遠レンズを搭載したモデルの方が精度が高いことが実感できました。
iPhone 12とiPhone 12 Proで比較すると、望遠レンズを搭載しているiPhone 12 Proの方が、より高精度のポートレート撮影が可能です。
この差は、iPhone 12 Proに搭載されているLiDARスキャナの影響も考えられましたが、LiDARスキャナを覆っても同様の結果が得られたことから、望遠レンズ自体がポートレートモードの精度向上に貢献していることがわかります。
背景をぼかした写真を撮る機会が多い場合、ポートレートの精度が重要視されるならば、望遠レンズの搭載が有益であると言えるでしょう。
同様に、iPhone 13シリーズでも、Proモデルの方がポートレートモードの精度が高い結果が得られたことを補足しておきます。
iPhoneの望遠レンズが必要かどうかは人それぞれ
この記事を通じて、iPhoneの望遠レンズについてその必要性を検討してきました。
結論として、望遠レンズが必要な人は、書類撮影時に影を避けたい人、より高い品質のポートレート写真を求める人、運動会や発表会など遠くから動画を撮りたい人です。
これらのニーズ以外では、望遠レンズは必須ではなく、多くのシチュエーションでは広角カメラで対応可能です。
一方で、望遠レンズが不要な人は、端末の軽さや日常使用時の快適性、コストパフォーマンスを優先する人です。
望遠レンズの有無にかかわらず、広角カメラの画質に大差はないため、重量の軽さを重視する場合は望遠レンズのないモデルが適していると言えるでしょう。
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