2020年に発売されたiPad Proは、パワフルなA12Z Bionicチップを搭載し、高性能なカメラシステムを備えたプロフェッショナル向けタブレットとして登場しました。
発売から4年が経過した現在でも、その性能は多くのユーザーを満足させる水準を保っています。
M1やM2チップ搭載モデルほどの処理性能はありませんが、日常的な使用には十分な実力を持っているんです。
今回は2020年モデルのiPad Proの現在の実力と、中古購入時の注意点について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
iPad Pro(2020)の基本スペックと特徴
2020年モデルのiPad Proは、11インチと12.9インチの2サイズが展開されています。
どちらもProMotion技術による120Hzのリフレッシュレートに対応した液晶ディスプレイを採用しています。
スクロールの滑らかさは本当に素晴らしく、一度使うとやみつきになってしまいますよ。
プロセッサには2018年モデルから改良されたA12Z Bionicチップを搭載しており、Geekbench 5ではマルチコアで約4700点という高いスコアを記録します。
iPadPro2020、原神しながら配信出来たわ
A12Z現役すぎやろ— あかめ なくと (@k0tina_rasumi46) January 10, 2024
ストレージは128GB、256GB、512GB、1TBから選択可能で、すべてのモデルで6GBのRAMを搭載している点が特徴です。
カメラシステムの進化
2020年モデルで大きく進化したのがカメラシステムです。
メインカメラは1200万画素の広角カメラに加え、1000万画素の超広角カメラを搭載しています。
さらにLiDARスキャナーを搭載し、ARアプリケーションでの性能が大幅に向上しました。
ポートレートモードでの撮影精度も格段に良くなり、写真撮影機能は格段に良くなっています。
現在でも通用する処理性能
A12Z Bionicチップの性能は、2024年現在でも十分に実用的です。
動画編集ソフトや、写真編集アプリといった高負荷なアプリケーションでも、快適に動作します。
個人的な使用感では、複数のレイヤーを使用したイラスト制作でも、ストレスを感じることはありませんでした。
マルチタスク性能も優秀で、複数アプリの同時使用も問題なくこなせます。
これは6GBのRAMを全モデルで搭載していることが大きいのではないでしょうか。
ソフトウェアサポートの見通し
現在も最新iPadOS 18に対応しており、アップデートによる新機能を楽しむことができます。
Appleの過去のサポート実績から考えると、今後2~4年程度はOSアップデートが提供される可能性が高いと予想されます。
その後もセキュリティアップデートは継続して提供されるでしょう。
そのためアプリのサポートについても、当面は問題ない状況が続くと考えられます。
バッテリー持続時間と経年劣化
新品時のバッテリー持続時間は、通常使用でビデオ再生が最大10時間とされています。
ただし、中古品を購入する際は、使用期間に応じたバッテリーの劣化状態を必ず確認する必要があります。
私の経験では、2年使用したiPad Proのバッテリー最大容量は約90%まで低下していました。
これは比較的良好な数値だと思いますが、個体差や使用状況によって大きく異なることがあります。
バッテリー状態の確認方法
設定アプリの「バッテリー」から「バッテリーの状態と充電」を開くと、最大容量を確認することができます。
iPad Pro 2020 、スペックに全く不満がないのだけど、そろそろバッテリーが弱ってきたのは感じるな。まあ毎日充電すれば実用上問題ないが
— もつなべおじさん (@hasegaw) September 22, 2024
中古品購入時は、この数値が80~85%以上あることが望ましいですね。
またバッテリーの充電回数も重要な指標となり、1000回を超えると劣化が加速する傾向にあります。
バッテリー交換が必要になった場合は、Apple正規サービスプロバイダでの交換費用が2〜3万円程度かかることも覚えておきましょう。
中古購入時のチェックポイント
中古iPad Proを購入する際は、いくつかの重要なポイントを確認する必要があります。
私も中古iPadを何台か購入してきた経験がありますが、特に注意が必要な点をお伝えしていきますね。
もし実機での確認ができる場合は、画面の状態を最優先で確認することをお勧めします。
特に、2020年モデルは液晶の焼き付きや輝度ムラがないかどうかを、しっかりとチェックする必要があります。
外観のチェックポイント
画面は明るい場所と暗い場所の両方で確認するのがベストです。
特に暗い画面で表示した際の色むらや輝点の有無は重要です。
また、本体の平坦性も重要で、特にアルミニウム製のボディは経年での歪みが出やすい傾向にあります。
Magic Keyboardを使用する予定がある場合は、接続部分の傷や変形がないことも確認しましょう。
機能面のチェックポイント
Face IDの認識精度は必ずチェックしてください。
また、LiDARスキャナーやカメラの動作確認も重要です。
スピーカーの音質も、できれば音楽や動画を再生して確認することをお勧めします。
USB-C端子の状態も入念にチェックが必要で、充電やデータ転送に問題がないことを確認しましょう。
販売店によっては品質のランク評価や製品状態の詳細が公開されているショップもあるため、そのような情報を確認してみるのがおすすめですよ。
適正価格の目安と購入のタイミング
2024年現在、中古のiPad Pro(2020)の相場は、状態にもよりますが11インチモデルで5〜7万円、12.9インチモデルで6〜8万円程度となっています。
ストレージ容量やバッテリー状態によっても価格は大きく変動しますよ。
中古を選ぶならiPad Pro 2020 12.9インチが一択であろう
ケースとフィルム代は損するが家で使うなら大きくイラストを描けるゾ
— 幻想の紫薔薇 (@sierra0073) October 25, 2023
実は、新型iPadの発売時期に合わせて購入するのがお得なんです。
中古市場では新製品発売後に価格が下がる傾向にあります。
また、3月頃の年度末や8月の新学期前も、出品数が増えて価格が下がりやすい時期となっています。
価格判断のポイント
ストレージ容量による価格差は意外と大きく、たとえば128GBと256GBモデルで1万円程度の差がある場合も。
バッテリー状態が90%以上で、目立つ傷がない製品であれば、より高値がつきやすいと言えるでしょう。
ただし、安いジャンク品を購入して快適に使えなければ意味がないため、価格と品質のバランスを慎重に見極める必要があります。
2020年モデルは性能と価格のバランスが良好な選択肢
iPad Pro(2020)は、2024年現在でも十分な実力を備えたタブレットであり、中古市場での選択肢として非常に魅力的です。
A12Z Bionicチップの処理性能は、クリエイティブ作業や一般的な用途であれば現行モデルと比べても大きな差はなく使用できます。
また、LiDARスキャナーやデュアルカメラシステムなど、プロフェッショナルな機能も備えています。
OSのアップデートサポートも今後2~4年程度は継続される見込みです。
5〜8万円程度の価格帯で購入できる中古品は、コストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
ただし、購入時にはバッテリー状態や本体の状態を必ず実機で確認し、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。
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