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iPhoneとiPadの違いや2台持ちするメリットは?デメリットも解説

iPhoneとiPadの違いや2台持ちするメリットについてまとめて紹介します。

iPhoneとiPadの2台持ちに憧れる人は多いですが、メリットやデメリットがあるのも確かです。

そこで今回は、Apple製品を2台持ちすべきか迷っているあなたへ、iPhoneとiPadの違いを解説していくのでぜひ参考にしてみてください。

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iPhoneさえあればiPadは不要?

結論、iPhoneとiPadはそれぞれ異なるシチュエーションでの活躍が期待できます。

外見が似ていることから、「iPadは単にiPhoneの画面を大きくしただけのデバイス」と考えがちですが、実際にはiPadはパソコンと類似した使い方が可能で、iPhoneとは異なる機能を提供します。

iPadは、携帯性を兼ね備えたパソコンとしての性質を持ち、iPhoneでは得られない最高に快適なコンテンツ視聴を体験できます。

パソコンのような使い方をしない人には、必ずしも必要ではないかもしれません。

しかし、映画、漫画、雑誌、ウェブサイト、YouTubeなどのコンテンツをiPhoneよりもずっと快適に楽しむことができるため、日々の生活の質を格段に向上させることができます。

iPhoneとiPadの違いを比較

さっそく、iPhoneとiPadの違いを比較してみましょう。

さまざまなモデルのiPhoneとiPadがあるため、一概にどちらが良い悪いと比較できるものではありませんが、大きな違いをまとめて解説していきます。

違い1:iPadは電話不可

iPhoneとiPadの間にはいくつか違いがありますが、最も重要な差異は「音声通話が可能かどうか」という点です。

セルラーモデルのiPadでもデータ通信は可能ですが、iPhoneのように音声回線を使用した電話を行うことはできません。

しかし、FaceTimeやLINE通話、または050回線などのインターネットを利用した通話サービスを使えば、iPadでも通話が可能です。

こうしたアプリを活用すれば、「iPadで通話したい」と考えるユーザーもニーズを満たすことができます。

ただし、インターネット回線が利用できない緊急時や、電波の届かない場所では外部と連絡を取ることができません。

このため、iPadをiPhoneの代わりに使用することは困難であり、連絡手段としての機能が、両デバイスの最も大きな違いと言えます。

つまり、iPhoneはiPadの補完として使えますが、iPadをiPhoneの完全な代替として扱うことは難しいのです。

違い2:iPadは大きな画面サイズで使いやすい

iPhoneとiPadの主な外観の違いは、ディスプレイのサイズにあります。

iPadはよく「iPhoneの画面が大きくなったバージョン」と比較されますが、大画面を利用することには多くのメリットがあります。

例えば、読書やウェブ閲覧が楽になり、迫力ある写真や動画を楽しめる、細部までクリアに見える、少ないスクロールで済む、パソコンのようなウェブ表示が可能になるなどが挙げられます。

さらに、スタンド付きカバーを装着すれば、手を使わずに大画面で映画や動画を楽しむことができますし、大画面を使ったウェブサイトの閲覧も、スクロールの必要が少なく、検索や情報収集が快適になります。

違い3:iPadはタッチ決済できない

非接触型ICカード決済、例えばSuicaやQuickPayのように、専用の読み取り機にかざすだけで支払いが完了するシステムは、iPhoneでのみ利用可能であり、iPadでは使うことができません。

この支払い方法は現在、その速さや現金を持ち歩かなくても良い利便性から、広範囲にわたり普及しています。

しかし、iPadを使用しての決済が必要な場合は、QRコードやバーコードによる決済が可能なアプリを活用することで対応できます。

これらのタイプの決済方法なら、iPadでも利用することができるからです。

また、通話機能とモバイル決済の利便性を求める場合、「iPhone SE(第3世代)」や「iPhone 12」、「iPhone 11」など、コストパフォーマンスに優れたiPhoneモデルを選択し、残った予算でiPadを購入するという選択肢もあります。

この方法では、iPhoneの携帯性と決済機能の利点を享受しつつ、iPadでの大画面での作業やエンターテイメントを楽しむことができます。

違い4:iPadはパソコンみたいに使える

先ほど解説したとおり、iPadはパソコンと同じではないものの、代用品としてかなり近い使い方をすることも可能です。

軽い作業ならば、パソコンの代替品として使うユーザーもいるほどです。

動画視聴やゲームだけでなく、ネットで調べものをするときにも、一つの画面に沢山の情報が見られるiPadの方が視認性は高いでしょう。

iPhoneよりも、スムーズに多くの情報が取得できると感じるユーザーは多いはずです。

違い5:持ち運び以外はiPadが快適

持ち運びの便利さで言えば、iPhoneが最適ですが、自宅やカフェなど他の場所での使用を考えると、iPadがより快適な選択肢となります。

たとえば、iPadがあれば、待ち時間や休憩時間にカフェで仕事をしたり、読みたい本や雑誌を楽しんだりすることができます。

iPhoneでもこれらの活動を行うことは可能ですが、雑誌を実際に手に取って読んでいるかのような大きな画面を持つiPadのほうが、画面を拡大しながら内容を読む必要があるiPhoneよりも遥かに快適です。

さらに、iPadではゲームのリモートプレイも可能で、個人用の小型モニターが必要な方にもぴったりです。

エンターテインメントコンテンツを存分に楽しむことができるiPadは、iPhoneユーザーでも十分に購入の価値があると言えるでしょう。

違い6:iPadはパソコンと同様にブラウザ表示可能

iPadを使用すると、Macやその他のパソコンと同様のブラウザ表示で作業を進めることが可能です。

iPhoneでもパソコンと同じようなブラウザ表示に切り替えることはできますが、その結果、表示が読みにくくなってしまう場合が多く、パソコンと同じレベルの使用感を得ることは難しいです。

しかし、iPadを使えば、パソコンに匹敵する使用感で作業を行うことができ、Webサイトへのログインや各種オンライン作業も非常に快適に実施できます。

違い7:iPadはマウスとトラックパッドも利用可能

iPadは、Macや他のパソコンと同様のブラウザ表示で作業することが可能です。

iPhoneでもパソコンのような表示設定にすることはできますが、画面が小さいために読みにくくなってしまうことが多く、パソコンと同等の快適さを得ることは難しいです。

しかし、iPadを使用すれば、パソコンに近い感覚で作業を進めることができ、Webサイトにログインしての作業なども格段に快適に行えます。

さらに、iPadにはキーボードとトラックパッドが組み合わさった「Magic Keyboard」があります。

Bluetoothを介したマウスやキーボードの接続も可能で、ユーザーのさまざまなニーズに応える形で、ノートパソコンに極めて近い使い心地を実現します。

このような使い方をすることで、iPhoneを連絡手段やカメラとして、iPadをパソコンの代替として使うという役割分担が可能になります。

違い8:iPadならApple Pencilが使える

「Apple Pencil」は、紙に書くような自然な感覚でデジタル上にイラストや文字を描ける便利なツールですが、このアイテムはiPhoneでは使用できず、iPad専用です。

これは、本格的な絵やイラストを描くことから、勉強や会議中のメモ取りに至るまで、幅広いシーンで大活躍するアイテムです。

Apple Pencilを活用できるアプリは多岐にわたりますので、自分の好みに合ったアプリをiPadにインストールして、ペーパーレスで効率的な生活を楽しんでみるのも良いでしょう。

違い9:iPadは1つの画面を分割して表示できる

iPadには「Split View(スプリットビュー)」と呼ばれる便利な画面分割機能が搭載されています。

この機能を活用することで、例えば画面の左側でWebサイトを閲覧しながら、同時に右側の画面で情報の入力作業を行うといったことが可能になります。

ただし、Split Viewが利用できるのは全てのアプリに対してではない点には注意が必要ですが、iPhoneにはない、iPadの大きな画面を使って複数の作業を同時にこなすことのできる機能は非常に便利です。

この機能を上手く使いこなすことによって、iPadの使い勝手が大きく向上し、パソコンに近い使い方が可能になりますので、ぜひ活用することをお勧めします。

違い10:iPadは外部ストレージから読み込み可能

現在、以下のiPadモデルは外付けのSSDなど外部ストレージデバイスに対応しています。

  • iPadPro(USB-Cを備えたモデル)
  • iPadAir(第四世代以降のUSB-Cを備えたモデル)
  • iPad(第8世代以降でLightningポートを備えたモデル)

これらのモデルでは、Lightning-to-USBアダプターやUSB-CデジタルAVマルチポートアダプターを介して外部ストレージを接続することが可能です。

この機能により、ファイルアプリを使ってデータを任意のフォルダに保存したり、外部ストレージにあるファイルを直接読み込んだりすることができます。

ただし、接続する外部ストレージの種類によっては、適切なファイル管理アプリのインストールが必要になる場合がありますので注意が必要です。

USB-Cポートを搭載しているiPadは、パソコンに匹敵する拡張性があり、iPhoneとは一線を画す便利さと機能を持っていることがわかります。

違い11:iPadをMacのサブディスプレイ化できる

Macに実装されているサイドカー(Sidecar)というオプションを用いれば、iPadをサブディスプレイ化して使うことも可能です。

もちろん、USBでMacデバイスにケーブル接続できますし、Wi-FiやBluetoothで無線アクセスすることもできます。

iPadはパソコン寄りのデバイスなので、Macと似ている箇所もありますが、このようにApple製品をトータルで使いこなすと、その互換性が活きてきます。

iPhoneとiPadを2台持ちするメリット

iPhoneとiPadを2台持ちするメリットは、大きく分けて4つあります。

具体的には、データの同期がかんたんで、ビジネスや勉強にも役立ち、マルチタスク可能でバッテリーが長持ちしやすいことが挙げられます。

メリット1:データの同期がかんたん

Apple製品、特にiPhone、iPad、Apple Watch、Macシリーズは、データの同期を非常に簡単に行うことができます。

この同期機能は、Apple IDに紐付いて自動的に実行されます。

そのため、iPadで作成した買い物リストやカレンダーに入力した予定をiPhoneからでも簡単に確認することが可能です。

また、SNSも同一アカウントでログインしていれば、自動的にデータが同期されます。

これにより、自宅ではiPadを、外出時にはiPhoneを使うというような使い分けがスムーズに行えます。

メリット2:ビジネスや勉強にも役立つ

仕事用途であれば、iPadで作成したPDFファイルを移動中にiPhoneでチェックするなどの効率的な作業が可能になります。

勉強においても、iPhoneで受け取ったメールから資料を抽出し、iPadで確認しながらメモを取るなど、さまざまな使用シーンでの活用が期待できます。

さらに、iPhoneで授業内容を録音し、後でiPadでノートを確認するといった方法も便利です。

メリット3:マルチタスク可能

現在市場に出ているiPadモデルは、iPhoneシリーズと比べて一般的に大きな画面を搭載しています。

この大画面は、動画鑑賞や電子書籍の読書といったアクティビティをより快適に楽しむことを可能にします。

例えば、「iPadで映画を見ながらiPhoneで友達と通話やチャットをする」というような多任務を、よりスムーズに行うことができます。

これは、iPhoneだけを使用する場合に比べて、アプリや画面の切り替えなしに快適な時間を過ごせることを意味します。

メリット4:バッテリーが長持ちしやすい

さらに、日常的な活動において「iPhoneをSNSや電話用途に、iPadをゲームや動画視聴用途に使う」といった明確な役割分担をすることで、外出時のバッテリー消費を抑えることができます。

iPhoneを含む多くのデバイスでは、充電の繰り返しによってバッテリーが徐々に劣化します。

同じiPhoneを長期間使用することでバッテリーの持ちが悪くなるのは避けられない現象ですが、iPhoneとiPadを適切に使い分けることで、充電の頻度を減らし、結果的にはデバイスのバッテリー劣化を遅らせる効果が期待できます。

このように、iPhoneとiPadを上手に組み合わせて使用することで、それぞれのデバイスをより長く、効率的に活用することが可能になります。

iPhoneとiPadを2台持ちするデメリット

その一方で、iPhoneとiPadを同時に2台持ちするデメリットもいくつかあります。

具体的には、シンプルにデバイスが複数あるとかさばること、そして購入・維持費用がかかることの2点です。

デメリット1:シンプルにかさばる

iPhoneとiPadを普段から2台持ちしていると、シンプルに荷物がかさばって不便です。

特に、小さなカバンで移動したい人や、そもそも手荷物が多い人の場合は、複数のデバイスを持つことで収納が難しくなるでしょう。

より大きいカバンに変更したり、重さが増して持ち運びに疲れるといった、物理的なデメリットが考慮されます。

デメリット2:費用がかかる

iPhoneとiPadを2台買うなら、どちらの購入費用もかかるため、初期費用がかなり高額になりやすいです。

また、SIMカードありきのセルラーモデルを選んだ場合は、通信費もかかるため、毎月の利用料金も高くなりやすいです。

後述するデータシェアリングプランをうまく活用しながら、維持費を下げる工夫が必要になるでしょう。

iPhoneとiPadを2台持ちするおすすめの使い方

最後に、iPhoneとiPadを2台持ちするときにおすすめの使い方を紹介します。

2台持ちを前向きに検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。

自宅で使うならiPadのWi-Fiモデルが便利

iPadをご自身の家でしか使わない予定で、なおかつWi-Fiのネットワークを自宅に用意できている場合は、Wi-Fiモデルを選ぶのが良いでしょう。

シンプルにiPadの端末代金を支払うだけなので、月々の利用料金を節約できます。

出先でも使いたい場合はWi-Fiモデルを選ぶのもアリですが、たまにしか外で使わないならば、フリーWi-Fiや、テザリング機能を活用するだけで十分です。

データシェアリングプランを使う

iPhoneの費用を支払中の通信キャリアによっては、iPadとのデータシェアリングプランを設けている会社もあります。

キャリアによって幅がありますが、およそ500~1,000円ほどのコストで利用できるため、出先でもiPadを使いたい人にはとても便利です。

今契約しているiPhoneとデータ量をシェアする形式ですから、どちらか一方で使い過ぎないような工夫が必要ですが、かなり節約になるためぜひ検討してみてください。

iPadに格安SIMを入れて利用

iPadに格安SIMのカードを入れて使うと、通信費が節約できるため、非常におすすめです。

格安SIMのプランはさまざまな種類があり、データ通信のみ特化したものもありますから、少ないコストでiPadを使えるでしょう。

ただし、格安SIMは多岐にわたり、料金プランもそれぞれ特徴があるため、ご自身の用途や使いたい容量に合わせて最適なものを選択してみてください。

iPhoneとiPadの違いを知ると2台持ちするメリットは多い

本記事では、iPhoneとiPadの違いから、デバイスを2台持ちするメリットについてまとめました。

iPhoneとiPadの主な違いは以下のとおりです。

  • iPadは電話不可
  • iPadは大きな画面サイズで使いやすい
  • iPadはタッチ決済できない
  • iPadはパソコンみたいに使える
  • 持ち運び以外はiPadが快適
  • iPadはパソコンと同様にブラウザ表示可能
  • iPadはマウスとトラックパッドも利用可能
  • iPadならApple Pencilが使える
  • iPadは1つの画面を分割して表示できる
  • iPadは外部ストレージから読み込み可能
  • iPadをMacのサブディスプレイ化できる

iPhoneをより大きくしたような外観のiPadは、ほぼ同じ機能なのかと思われがちですが、最近のモデルはiPad独自OSを実装しており、使い勝手も良くなっています。

パソコンをメインで使っているユーザーにとってはiPadの価値がわかりにくいかもしれませんが、Macと組み合わせたり、コンテンツ消費に特化して使うのにもぴったりの端末です。

ただし、iPhoneだけが可能なタッチ決済など、iPadだけで全ての機能を網羅できるわけではないため、2台持ちがベストな選択と言えるでしょう。

iPadのセルラーモデルを選ぶのか、Wi-Fiモデルを選ぶのかも含め、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

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