2022年10月に発売されたiPad第10世代は、9世代から大幅なデザイン刷新を果たした意欲作です。
カラフルなボディカラーと性能向上で話題を集めましたが、発売から2年以上が経過した今、中古市場でも注目を集めています。
新品価格は58,800円からとやや高めですが、中古なら手が届きやすい価格帯で見つかることもありますよ。
今回は、iPad第10世代の寿命や性能、中古購入時の注意点について、詳しく解説していきましょう。
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iPadの寿命はどれくらい?最新OS対応状況
「このiPadはあとどれくらい使えるの?」という質問をよく見かけますが、実はiPadの寿命を考える上で最も重要なのが、OSのアップデート対応期間です。
Appleは通常、新製品発売から5〜7年程度のソフトウェアアップデートを提供しています。
iPad第10世代は2022年10月発売なので、2027年から2029年頃までiPadOSのアップデートを受けられると予想されます。
もちろん最新のiOS18にも対応しています。
他社のAndroidタブレットと比べると、これは非常に長いサポート期間ですよね。
アップデート・サポート終了後はどうなる?
アップデートが終了しても、すぐに端末が使えなくなるわけではありません。
基本的な機能は継続して利用できます。
ただし、新しいアプリなどは動作しなくなる可能性があります。
いずれはセキュリティ更新も受けられなくなるため、オンラインバンキングなどの重要な情報を扱うサービスには注意が必要でしょう。
第10世代iPadの性能を徹底解説
それでは、気になる性能面について詳しく見ていきましょう。
iPad第10世代には、A14 Bionicチップが搭載されています。
A14 Bionicチップは、どんなアクティビティでもパワーとパフォーマンスを発揮します。iMovieで4Kビデオを編集する。友だちと旅行を計画する。グラフィックスを駆使したゲームをプレイする。すべてをぶっ続けで楽しめるように、iPadは一日中使えるバッテリーも搭載しています。
(引用元:Apple公式)
このチップは、iPhone 12シリーズにも使用された実績のある高性能プロセッサです。
Geekbenchベンチマークスコアを見ると、マルチコアが約4200点程度を記録しています。
A12搭載の第9世代と比べると、性能向上が図られているのがわかりますよね。
実際の使用感はどうなのか
たとえば動画編集アプリiMovieでの書き出しは、4K動画でも快適に処理できます。
Procreateなどのお絵描きアプリも、レイヤーをたくさん使っても動作は軽快です。
ゲームアプリは、ほとんどの人気タイトルが最高画質設定で楽しめます。
一般的な作業ではストレスを感じることはほぼないでしょう。
刷新されたデザインと進化したディスプレイ
iPad第10世代では、ホームボタンがなくなり、10.9インチの大画面Liquid Retinaディスプレイを搭載しています。
解像度は2360×1640ピクセルで、第9世代より画面が大きくなったにもかかわらず、本体サイズはコンパクトになったんです。
画面の明るさは500ニトで、True Toneテクノロジーにも対応しています。
私が特に気に入っているのは、アンチリフレクトコーティングが施されていることです。
外での使用時も反射が抑えられて見やすいですよ。
カラーバリエーションの特徴と選び方
シルバー、ピンク、ブルー、イエローの4色展開となっており、どの色も美しいアルマイト加工が施されています。
光の当たり方によって表情が変化する背面は、まるでアート作品のような魅力を放ちます。
ケースを使用しない方は、傷の目立ちにくいシルバーが実用的な選択となるでしょう。
クリアカバーやケースを使用する予定がある方は、思い切って好みの鮮やかなカラーを選んでみるのもおすすめです。
進化したカメラ性能とできること
背面カメラは1200万画素に強化され、4K動画撮影にも対応しました。
フロントカメラは横置きに最適化された位置に移動しています。
オンライン会議での使用感が格段に向上し、センターフレーム機能と合わせて快適なビデオ通話が楽しめます。
USB-C採用で広がる活用の幅
ついにLightningからUSB-Cポートへ移行したことで、使い勝手が大きく向上しました。
iPad(第9世代)を3年間使ってて、まだ使い続けるつもりだったけど、Amazonで安くなってたから思い切って第10世代に変えた。ケーブルをタイプCに統一できるというのが一番の理由。綺麗なうちに売れば2万円くらいにはなるみたいだし。 pic.twitter.com/ibmkkixKS4
— 内川ピピ美 (@uchikawapipimi) November 29, 2024
外付けディスプレイへの出力や、USBメモリからの直接データ転送が可能になっていて利便性は増しました。
充電も従来より高速化され、20W以上の充電器を使用すれば、スピーディーにフル充電が可能です。
これは仕事でiPadを使う方にとっては、とても重要なポイントだと思います。
周辺機器の互換性は?
USB-C対応の周辺機器が使えるようになった一方で、旧世代のLightning用アクセサリーは使用できなくなりました。
これまでのiPadで使っていたアクセサリ類は買い替えの必要があるということです。
新しいMagic Keyboard Folioに対応していますが、旧世代のSmart Keyboardは使えません。
アクセサリー購入の際は、必ず対応機種を確認することをおすすめします。
中古購入時の重要チェックポイント
中古iPadの購入を検討されている方も多いと思います。
実は私も中古Apple製品をよく購入するのですが、iPad第10世代を中古で購入する際は、特に以下の点に注意が必要です。
まずはバッテリーの状態確認です。
実機が触れる場合は、設定アプリの「バッテリー」から、最大容量をチェックしましょう。
85%を下回っている場合は、バッテリー交換を検討する必要があるかもしれません。
外装と機能のチェックポイント
カラフルなボディは傷が目立ちやすいため、特に背面の状態をしっかりチェックしましょう。
電池がヤバくなってきたiPadですが、今度発表させるairにしようと思ってましたが!セルラーモデルを選ぶと10万近い出費になるので断念…
で、お財布に優しい中古のiPad第10世代にしておきましたσ(^_^;) pic.twitter.com/UMOPqbvK7o— おっきー@ほどほどにパラダイス (@grid_racing) March 9, 2024
USB-Cポートの状態も重要です。
充電やデータ転送に問題がないか、可能であれば動作確認がチェックできると良いですね。
また、販売店の評価や品質管理簿をチェックし、できるだけ美品のものを選ぶのがおすすめです。
iPad第10世代は2024年でも大本命な選択肢
iPad第10世代は、2024年現在でも十分な魅力を持つ万能タブレットです。
A14 Bionicチップによる高い処理性能、USB-C採用による拡張性の向上、横置き対応フロントカメラなど、9世代からの進化点も多く、長く使える一台と言えるでしょう。
新品価格は58,800円からとやや高めですが、中古市場ではより手頃な価格で見つけることができます。
OSのアップデートサポートも今後数年は継続される見込みで、長期的な使用が可能でしょう。
中古品購入の際は、バッテリー状態や外装の確認を忘れずに。
また、新しい周辺機器への対応状況も考慮に入れて、購入を検討してみてくださいね。
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