大画面化が進むスマートフォンを快適に使いこなすために、片手操作モードの重要性が増しています。
電車やバスでつり革につかまりながら、あるいは買い物袋を持ちながらでも、スマートフォンを安全に操作したい。
そんな願いを叶えてくれるのが片手操作モードなんです。
実は私も6.7インチの大画面スマートフォンを使用していますが、この機能のおかげで快適に使いこなせています。
今回は、その設定方法と実践的な活用方法をご紹介します。
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Contents
片手操作モードの基本理解
まずは、片手操作モードがどのような機能なのか、その基本的な仕組みについて理解を深めましょう。
スマートフォンメーカー各社が独自の工夫を凝らしているこの機能の特徴を見ていきます。
片手操作モードの種類と特徴
片手操作モードには、画面全体を縮小表示するタイプと、キーボードを片側に寄せるタイプの2種類が主流となっています。
Android スマホには、画面表示を調整したりキーボードを画面の左右へ寄せたりするなどの機能が搭載されている機種もあります。このような設定は一般的に「片手モード」と呼ばれています。
(引用元:Android公式)
Androidでは、画面サイズを縮小できる機種が多く見られます。
一方、iPhoneの「簡易アクセス」機能では、画面上部を指の届く位置まで下げることができます。
この機能は、6インチ以上の画面サイズを持つ機種で特に重宝しますよ。
iPhone6以降の機種であれば、標準搭載となっています。
大型化が進むiPhoneにとって便利な機能と言えますね。
Android端末での設定方法
機種によって設定手順が若干異なりますが、主要なAndroidスマートフォンでの設定方法をご紹介します。
メーカーごとの特徴的な機能にも触れていきましょう。
Galaxyシリーズの設定手順
Samsungのギャラクシーシリーズでは、「設定」アプリから「便利な機能」を選択し、「片手モード」をオンにする手順で設定が可能です。
画面の縮小方法は、ホームボタンを素早く2回タップする方法と、画面下部中央から下にスワイプする2種類の方法が選択できます。
私は普段、スワイプ操作の方が直感的で使いやすいと感じています。
Xperiaシリーズの設定手順
Xperiaシリーズでは、「設定」アプリの「画面設定」から「詳細設定」を開き、「画面の操作」内にある「片手モード」をオンにすることで設定が完了します。
実際の操作では、ホームボタンをダブルタップするだけで片手モードに切り替わるため、歩きながらの操作も安全に行えます。
私が特に気に入っているのは、縮小画面の外側をタップするだけで通常表示に戻れる点です。
これなら急いでいるときでもストレスなく操作できますね。
iPhoneでの設定方法
iPhoneの片手操作機能は、「簡易アクセス」という名称で提供されています。
片手でiPhoneを縦向きで使用している時は、「簡易アクセス」を使うと画面の上半分を下に移動し、親指が簡単に届くようになります。
(引用元:Appleサポート)
ここでは、具体的な設定方法を詳しく解説します。
簡易アクセスの有効化と使い方
iPhoneでは、「設定」アプリから「アクセシビリティ」を開き、「タッチ」の中にある「簡易アクセス」をオンにします。
設定後は、画面下部の端から下にスワイプするだけで、画面上部が指の届く位置まで下がってきます。
ホームボタンを搭載したモデルであれば、ダブルタップで簡易アクセスモードに変わりますよ。
画面を元に戻すときは、縮小された画面の上部をタップすれば戻ります。
活用に適したシーン別設定
片手操作モードは、様々なシーンで活用できます。
ここでは、具体的な活用シーンと、それぞれに適した設定方法をご紹介します。
通勤・通学時の活用方法
電車やバスでの移動中は、片手で持つことが多いため、片手操作モードが特に便利です。
6.5インチ以上の画面サイズでも、親指が届く範囲で操作できる最適なサイズになりますよ。
混雑時は特に安全性が重要になるので、誤操作防止のためにもぜひ設定してみてください。
通勤時間帯によっては、明るさを自動調整する設定と組み合わせることで、より快適に使用できます。
キーボード設定のカスタマイズ
片手操作をより快適にするために、キーボードの設定も重要です。
標準キーボードから専用キーボードまで、様々な選択肢があります。
片手用キーボードの設定方法
AndroidのGboardでは、キーボードの設定から片手モードに切り替えることができます。
片手でキーボードを使いたいときに便利な設定が片手モードです。Gboard の設定画面で [設定] をタップし、[片手モード] を設定できます。
(引用元:Android公式)
キーボードは左右どちらにも寄せることができますよ。
入力予測の精度は通常モードと変わらないため、実用性も十分です。
また、フリック入力とQWERTY配列の切り替えも簡単にできるので、状況に応じて使い分けることができます。
特に、日本語入力時はフリック入力の方が片手での操作がしやすいと感じています。
トラブルシューティング
片手操作モードを使用していると、時々発生する可能性がある問題とその解決方法について解説します。
動作が不安定な場合の対処法
設定後に画面の縮小がスムーズに動作しない場合は、まず端末の再起動を試してみましょう。
また、保護ケースやガラスフィルムが厚すぎると、端末の感度に影響を与えることがあるため、片手モードにしたときに使い心地が悪くなる場合もあります。
フィルムを薄手のものに交換したり、感知しやすいタッチ設定に変更することをお勧めします。
片手モードで快適に操作しよう
片手操作モードは、大画面化が進むスマートフォンを快適に使いこなすためには欠かせない機能です。
Android端末とiPhoneで設定方法は異なりますが、基本的な考え方は同じで、画面の到達性を向上させることを目的としています。
日常生活の様々なシーンで活用できる便利な機能なので、ぜひ自分の使用スタイルに合わせて設定をカスタマイズしてみてください。
特に通勤時や買い物時など、片手での操作が必要な場面で重宝するはずです。
また、定期的に設定を見直し、必要に応じて調整することで、より快適なスマートフォン操作が実現できます。
この記事で紹介した設定方法やトラブルシューティングを参考に、ご自身に最適な使い方を見つけていただければ幸いです。
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