iPhone SE2には秘密があるってご存知でしたか?
実は同じiPhone SE2でも、「前期パッケージ」と「後期パッケージ」の2種類があるんです。
その最大の違いは電源アダプタの有無です。
後期パッケージでは、残念なことにライトニングケーブルしか付属しないんです。
見た目は全く同じですし、もちろん本体には違いがないので、バッテリーまわりの簡素化が残念ですね。
でも、SE2が自分に合ったモデルであれば、購入を迷う必要はないでしょう。
今回は、このiPhone SE2のちょっとした秘密に関して、まとめて紹介していきます。
各キャリア在庫状況確認はこちら
関連情報
Contents
iPhone SE2の概要
まずは、iPhone SE2の基本情報についておさらいしておきましょう。
iPhone SE2は、2020年4月に発売されたiPhoneモデルです。
iPhone 8とほぼ同じデザインを採用しながら、内部のチップはiPhone 11シリーズと同じA13 Bionicチップを搭載しています。
スペック詳細
iPhone SE2の主なスペックは以下の通りです。
ディスプレイは4.7インチのRetina HDディスプレイで、解像度は1334 x 750ピクセルです。
チップはA13 Bionicチップで、8コアのNeural Engineを搭載しています。
カメラは背面に1200万画素の広角カメラ、前面に700万画素のFaceTime HDカメラを搭載しています。
容量は64GB、128GB、256GBの3種類があります。
サイズは高さ138.4mm、幅67.3mm、厚さ7.3mmで、重量は148gです。
私自身、iPhone SE2を使用していましたが、当時はこのコンパクトなボディに最新のチップが搭載されているのには本当に驚きました。
特に、A13 Bionicチップの性能は素晴らしく、日常的な使用では全く不自由を感じませんでした。
前期パッケージと後期パッケージの違い
さて、ここからが本題です。iPhone SE2には、「前期パッケージ」と「後期パッケージ」の2種類が存在します。
これは、製造時期によって内部の一部パーツが異なることを指します。
では、具体的にどこが違うのでしょうか?
バッテリー付属品の違い
最も大きな違いは、バッテリー付属品です。
前期パッケージのiPhone SE2のバッテリー付属品は、ライトニングケーブルと5WのUSB電源アダプタでした。
電源アダプタとは、ケーブルをくっつけてコンセントに差す箇所の、四角い部分のことです。
2020年10月にリリースされたナンバリングシリーズにあわせて、後期パッケージでの同梱物が見直されることになり、この電源アダプタも付属品から外れてしまいました。
価格は据え置きでしたので、この時期に購入したユーザーにとっては、少し損した気持ちに感じられたでしょう。
今日届いた #iPhoneSE2
同梱物、古いままだった。
ラッキー? pic.twitter.com/s9nqTHBBNb— Hisao Ohki (@kurobianchi) October 23, 2020
幸い、私が購入したときもリリース直後であったため、前期パッケージのモデルでした。
そのため、アダプタを含む充電ケーブルがセットでもらえたのですが、後期パッケージであれば、ケーブルのみしか同梱されていません。
ライトニングイヤホンの違い
バッテリー周りだけでなく、EarPods with Lightning Connector(有線イヤホン)についても見直しが行われました。
EarPods with Lightning Connectorとは、差し込み部分がライトニングケーブル端子になっている有線イヤホンのことで、旧モデルのiPhoneには最初からセットになっていたものでした。
しかし、こちらも2020年10月の新モデルリリースに伴い、同梱が廃止されてしまいました。
2024年10月現在、EarPods with Lightning Connectorを公式で購入するとなれば、税込2,780円の費用が発生します。
環境への取り組みとは言え、実質値上げと受け取ることもできるため、当時のユーザーからは残念がる声が多く見られました。
前期パッケージと後期パッケージの見分け方
では、購入時にどちらのパッケージなのかを見分けることはできるのでしょうか。
結論から言うと、外観だけでは判断が難しいのが現状です。
しかし、いくつかの方法で確認することは可能です。
モデル型番による判別
最も確実な方法の1つは、モデル型番を確認することです。
iPhone SE2のモデル型番は、「設定」→「一般」→「情報」から確認できます。
前期パッケージ(2020年4月発売)のモデル型番は通常、アルファベットと数字の組み合わせでMXから始まる英数字となっています。
一方、後期パッケージでは、アルファベットと数字の組み合わせでMHから始まる英数字になっています。
良心的な販売者であれば、これらの情報が開示されているケースがあるかもしれません。
しかし、基本的にモデル型番は機能に大きな影響がないため、購入前にこの情報を知ることは難しいです。
製造日による判別
また、製造日によっても大まかな判別が可能です。
前期パッケージの在庫が無くなり次第、各販売チャネルにて後期パッケージに変更となっていることが一つの手がかりです。
そのため、2020年10月以降に製造・販売されたモデルは、ほとんどが後期パッケージだと言われています。
ただし、製造日を購入前に正確に知ることは難しく、2024年現在においては流通のほとんどが後期パッケージの可能性が高いです。
そのため、この方法はあくまで参考程度にとどめておくのが良いでしょう。
購入時の注意点
iPhone SE2を購入する際、前期パッケージと後期パッケージのどちらを選ぶべきでしょうか。
また、どのような点に注意すべきか、最後にまとめておきましょう。
新品購入の場合
新品で購入する場合、現在販売されているほとんどのモデルは後期パッケージだと考えられます。
ただし、限られた在庫品が運良く見つかった場合は、前期パッケージである可能性もゼロではありません。
付属品の違いがありますので、バッテリー周りやイヤホンを重視する方は、後期パッケージを選びたいところですね。
値下げでなく値上げでした。
iPhone SE、同梱品が2つに絞り込まれ、実質値上げという現象へ。このご時世、結局SE2が売れそう。miniとどっちが売れるかな。#iPhoneSE2 pic.twitter.com/nEeoMB4yEK
— TK │ tabirepo ch. (@willtk) October 14, 2020
しかしながら、iPhoneSE2は2020年にリリースされたモデルであるため、2024年の現在、新品未使用品もしくは未開封品を入手することは、現実的に困難と言わざるを得ません。
中古品購入の場合
中古品を購入する場合は、前期パッケージを入手できる可能性が高まりますが、より注意も必要です。
前期パッケージと後期パッケージが混在している可能性が高く、また、前期パッケージであっても同梱品が付属しない可能性があるからです。
中古品を購入する際は、必ず同梱品も確認するようにしましょう。
また、中古iPhoneにおいてはバッテリーの状態も重要なポイントです。
「バッテリーの状態」で、最大容量が80%以上あれば、日常生活において不便を感じることはないでしょう。
まとめ
ここまで、iPhone SE2の前期パッケージと後期パッケージについて詳しく見てきました。
同じモデルでありながら、内容に違いがあるというのは非常に興味深いですね。
私自身、この違いを知った時は驚きましたが、同時にAppleの環境への取り組みに対する姿勢にも感心しました。
ユーザーにとっては残念な変更になりましたが、何事も変化のタイミングには不満の声はつきものです。
最後に、iPhone SE2の購入を検討している方へのアドバイスです。
可能であれば後期パッケージを選びたいところですが、同梱品の有無には注意が必要です。
中古品の場合、すべての同梱物が新品同様に入手できるとは限りません。
そして、前期パッケージか後期パッケージかにかかわらず、iPhone SE2は素晴らしいスマートフォンだということを忘れないでください。
コンパクトなボディに最新のチップを搭載し、しかも比較的リーズナブルな価格設定が魅力です。
同梱品の違いはあるにせよ、iPhone SE2は、高性能でありながらコンパクトなスマートフォンを求める方にぴったりの選択肢であることには間違いありません。
各キャリア在庫状況確認はこちら
関連情報
⇒iPhone SEにだけホームボタンが今でも残っている理由は?
⇒ドコモのiPhone SE3在庫・入荷状況!店舗・オンライン在庫確認や購入注意点を解説