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アンドロイドスマホで身に覚えのないアラームが鳴る原因と対処法

スマートフォンから「急に見知らぬアラームが鳴り出した」という悩みを耳にすることがあります。

設定したはずのない時間に突然アラームが鳴ると、何かの警告なのか、システムエラーが起きているのか不安になりますよね。

特にAndroidスマートフォンでは、多様なアプリケーションやシステム設定が複雑に絡み合っているため、原因の特定が難しいケースも少なくありません。

そこで今回は、そんな身に覚えのないアラームの原因と、具体的な対処法について詳しく解説していきます。

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スマートフォンで突然アラームが鳴る主な原因

突然鳴り出すアラーム音に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

実は、この現象には複数の要因が潜んでいます。

特に多いのがプリインストールアプリの自動設定によるものです。

では、具体的な原因について、順を追って見ていきましょう。

システムアップデートによる再設定

Android OSのバージョンアップ後に、時計アプリの設定が初期化されることがあります。

具体的には、Android 12からAndroid 13など、大規模なアップデート後に、既存のアラーム設定が予期せず復活・または消えるケースがあります。

アップデートによるバグは起こりがちなトラブルなのですが、この場合は再度バージョンアップを行うことで改善される場合が多いです。

多数のユーザーで見られるエラーであれば、対応済みの最新バージョンが追ってすぐに公開されることもあります。

プリインストールアプリの自動起動

多くのAndroidスマートフォンには、メーカー独自の時計アプリやスケジュール管理アプリがプリインストールされています。

例えば、ドコモの「マイデイズ」やSHARPスマホの「エモパー」など、特定の条件下で独自に動作する機能などもあるため、普段は触っていないアプリにも注意が必要です。

これらのアプリは、自動的にアラームを設定、または通知することがあります。

たとえば予定表と連携して朝のアラームを自動設定するような仕組みのアプリだと、便利な機能ではありますが、アプリ更新などにより意図せず作動してしまうこともあるのです。

アプリの暴走や誤作動による予期せぬアラーム

システムだけでなく、自身でインストールしたアプリにも注目する必要があります。

最近のスマートフォンアプリは非常に高機能化していますが、その分だけ予期せぬ動作を引き起こすリスクも高まっています。

特に気をつけたいのが、以下のようなケースです。

サードパーティ製アプリの相互干渉

Google Playストアからダウンロードしたアラームアプリやスケジュール管理アプリが、他のアプリと干渉することがあります。

例えば、自身で取得しためざましアプリが、標準の時計アプリと干渉して誤作動を起こすようなケースです。

設定していないはずのアプリが最近取得したものであれば、アプリの権限設定をもう一度見直してみてください。

また、アプリのレビューや評価をチェックしてみると、誤作動の起きやすさを確認する指標にもなるでしょう。

アプリのキャッシュ蓄積による誤動作

長期間使用していると、アプリのキャッシュデータが蓄積され、正常な動作を妨げることがあります。

具体的には、アラーム設定は正しくされているのに、アプリの動作不良により誤った挙動が見られるケースです。

特にメモリ容量の少ない機種やキャッシュクリアを行っていないアプリでは、注意が必要です。

意図しないアラーム音の設定チェック方法

実際に問題を解決するには、まず現在の設定状況を確認する必要があります。

ではここからは、具体的な確認方法について詳しく解説していきましょう。

システム設定の確認手順

「設定」アプリを開き、「アプリと通知」から「時計」アプリを選択します。

ここで現在のアラーム設定状況を確認できます。

アラームの繰り返し設定や一時停止の日、アラーム音の設定が有効になっているかどうか、音量もチェックできます。

つけていないはずなのに何らかの拍子に通知ONになっていることもあるため、まずは標準のアプリから設定を確認していきましょう。

プリインストールアプリの設定確認

標準アプリが問題なければ、次はメーカー独自の時計アプリやスケジュール管理アプリの設定を確認しましょう。

この際、「定期的なアラーム」や「スマートアラーム」といった、自動機能が勝手に有効になっていないかどうかも要チェックです。

私の経験上、アプリ更新などにより、このような設定が自動でONになっていることが原因であることも多いんです。

トラブルの具体的な解決方法

では、原因が特定できたところで実際の解決方法に移っていきましょう。

解決といっても難しいことはなく、段階的なアプローチが最も効果的です。

アプリのキャッシュクリア

まずは時計アプリおよびアラームが発生したアプリのキャッシュをクリアします。

「設定」から「アプリと通知」で該当アプリを選択し、「ストレージ」から「キャッシュを削除」を実行します。

この作業で、蓄積された不要なデータを削除できます。


意外かもしれませんが、この単純な操作だけで問題が解決するケースが結構あるんですよ。

定期的なキャッシュクリアは、トラブルの予防措置としても効果的です。

アプリの権限設定の見直し

次に、アラーム関連アプリの権限設定を確認します。

「設定」→「アプリと通知」→「権限マネージャー」から、時計アプリやアラームアプリに付与されている権限を確認します。

特に「バックグラウンドでの実行」や「自動起動」の権限は、必要最小限に制限することをお勧めします。

私の経験では、過剰な権限付与が問題を引き起こすケースが少なくありません。

この設定を適切に調整すれば、スマートフォンの電池持ちも改善されることが多いので一石二鳥です。

今後のトラブル防止のために

最後に、今後同様の問題が発生しないようにするための予防策をご紹介します。

定期的なメンテナンスの実施

月に1回程度、使用していないアプリの削除やキャッシュのクリアを行うことをお勧めします。

特にアラーム機能を持つアプリは、定期的な見直しが重要です。

このような定期メンテナンスを行っているユーザーは、アラーム以外のアプリや動作でもトラブルが発生しにくいです。

急なトラブルで困らないためにも、常にこまめなケアを心がけたいものですね。

アラームに怯えない快適なスマートフォンライフを

身に覚えのないアラームの問題は、適切な対処方法を知っていれば、それほど心配する必要はありません。

重大なエラーや故障が潜んでいる可能性は低いため、まずは落ち着いて対処してみましょう。

本記事で解説した手順に従って、まずは設定の確認から始めてみてくださいね。

最近のAndroidスマートフォンおよびアプリは非常に高機能化していますが、その分だけ設定も複雑になっています。

思わぬアラーム音で困っている方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。

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